革命最高指導者、専門家会議議員らと面会「国は好ましい状態にある」
2012年09月08日付 Mardomsalari 紙

 最高指導者専門家会議の議長ならびに議員らは、木曜日の朝、イスラーム革命最高指導者のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下と面会した。

 最高指導者事務所の広報サイトが伝えたところによると、アーヤトッラー・ハーメネイーはこの面会の中で、国は総じて順調に進歩しつつあるとの見方を示し、さらにテヘランで非同盟運動首脳会議が開かれたことはイスラーム体制の力強さや卓越ぶり、偉大さを示すものであったと指摘した。同師はその上で、「イラン国民の敵は愚かにも、この会議をイラン・イスラーム共和国との外交戦争に変えた。しかしその結果は、彼らの無残な敗北に終わった」と強調した。

 イスラーム革命最高指導者は、国の現状について正確かつ論理的な判断を得ることが必要だとした上で、「さまざまな側面から問題を評価するならば、イスラームの偉大さを〔世界に〕示すにあたって、我が国が適切・良好な状況にあることが分かる」と付け加えた。

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 同師は、テヘランでの非同盟運動首脳会議の開催は、〔イランの〕力強さや卓越ぶり、偉大さをあらゆる方向から示すことになったと指摘し、さらに「この卓越ぶりや偉大さは、イマーム〔・ホメイニー〕がイスラームにもとづいて我が国で生みだし、育んだ思想をその根源としているのである」と語った。

 イスラーム革命最高指導者はさらに、次のように付け加えた。

テヘランで開かれた非同盟運動首脳会議は、その他の国際会議のように、通常の形で開催される可能性もあった。しかし、世界の政治状況や会議が開催される時と場所、そしてイラン国民に対して悪意をもつ者たちが繰り出す愚劣な行為などが原因で、この会議は世界の注目を集める、波紋を呼ぶ出来事となった。そして、イラン・イスラーム共和国との外交戦争〔の舞台〕となってしまったのである。

 アーヤトッラー・ハーメネイーは続けて、「一部のプロパガンダによって、この会議で自己検閲を行い、反シオニズムをはじめとする自らの立場表明を自重するような状況に、イラン・イスラーム共和国を追い込まんとする企てが〔敵によって〕行われたが、しかし会議は極めて荘厳な雰囲気のもと開かれ、こうした企ても水泡に帰したのである」と述べた。

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 アーヤトッラー・ハーメネイーはまた、テヘランで非同盟運動首脳会議が開かれたことによって、制裁にまつわる〔敵の〕プロパガンダや喧騒が打ち消されたことも、この会議の成果の一つだったとし、「非同盟運動首脳会議に参加した各国の首脳やその随行団は、首都やその他の街における通常の市民生活を近くから目撃し、〔制裁がイランに影響を与えていないことを確認した上で、〕会議の傍らで、我が国の指導者たちとさまざまな条約・協定について協議を行ったのである」と続けた。

 イスラーム革命最高指導者は、イラン国民に悪意を抱く者たちによる外交戦争の結果は、彼らの無残な敗北に終わったと強調した上で、「テヘラン会議の成功と卓越ぶり、偉大さは、イスラーム体制の反対者たちとそのメディアが受け身の対応に終始し、現実を認めざるを得なくなるほどだった」と指摘した。

 アーヤトッラー・ハーメネイーは、〔非同盟運動首脳会議でのイランの外交成果について〕西側メディアが「イラン、自らの反対者の顔に平手打ち」「イラン、自らの孤立化を狙う者たちを懲らしめる」などと解説していることに触れ、「コーランの規定によれば、敵を怒らせる行為は、いかなるものであれ、善行である。それゆえ、〔イランが〕テヘランにおいて非同盟運動首脳会議を荘厳な雰囲気のもとで開催することに成功したことは、〔イスラーム的に見て〕一つの善行だったと言えるだろう」と語った。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27556 )