アンジェリーナ・ジョリーUNHCR親善大使、シリア難民キャンプ訪問、「たいへん満足」
2012年09月13日付 Radikal 紙


オンジュプナルの難民キャンプを訪れたジョリーは、目にしたものすべてに満足したと述べ、「トルコ政府は素晴らしい寛大さを示し、このキャンプを設置した」と話した。

国連特使のアンジェリーナ・ジョリーと国連難民高等弁務官のアントニオ・グテレス氏が、キリスのオンジュプナルにあるシリア難民が生活する難民キャンプを訪れた。ジョリーは、トルコがすばらしき寛大さを示し、このようなキャンプを設置したことに触れ、自身とシリア人の感謝の気持ちを言葉に表した。

約12,500人が生活するオンジュプナルの難民キャンプに到着した際、スレイマン・タプスズ・キリス県知事と外務省関係者により出迎えられたジョリーとグテレス氏は、キャンプに関して関係者らから説明を受けた。

ジョリーは、仮設住宅に住むシリア人家族を訪問し、保育所や幼稚園、病院にも足を運んだ。

報道陣に対し非公開で行われた訪問の最後に会見を行ったアントニオ・グテレス国連難民高等弁務官は、首相府災害緊急事態管理庁(AFAD)キリス宿営施設の住環境、衛生状態、さらには教育といった点で供給されているサービスが、人間の尊厳に見合う水準であると述べた。また、グテレス氏は、世界中の多くの地で生活に必要な最低限のものを満たすという点で、これだけの水準を維持することは不可能だと強調し、「トルコ政府にこの点において感謝したいと思う。このキャンプが素晴らしき寛大さを体現したものであることがよくわかりました。シリア難民はこの寛大さを受けてしかるべきである。国連難民高等弁務官として、キリスのこのキャンプで見たものに大変満足しています」と語った。

国際社会は、トルコやヨルダン、イラク、レバノンといった多くのシリア人が生活している国々で、これほどの難民キャンプを設置することは単独では不可能だと認識する必要があるとグテレス氏は述べ、「国際社会は、難民キャンプのこの高水準が維持され、場所を問わずに定着するために、連帯し、支援することが必要です」と話した。

「他でこのようなキャンプは見たことがない」

国連特使で、有名女優のアンジェリーナ・ジョリーもトルコやトルコ国民に対し、辛苦を味わったシリア人家族らを受け入れたことへ感謝し、語り始めた。

約1年前にもトルコへ来たことに言及したジョリーは、次のように語った。
「現在、10倍以上もの多くの難民がいます。とても感謝しています。今日、多くの家族、子供たちと会いました。家族や子供たちもトルコ国民やトルコ政府に対し同様に感謝しています。彼らはとても感情的に敏感で、シリアでさまざまなことを経験してきたために、大変不安に思っています。シリアに残る家族や友人たちを心配しています」

ある質問に対してジョリーは、「トルコ政府は大きな寛大さを示し、この素晴らしい難民キャンプを設置したようです。実に効果的です。グテレス氏が述べたように、私たちは皆、国から逃れざるを得なくなった家族が保護されるために、このような好条件でのキャンプが作られることを望みます。他にこのようなキャンプは、見たことがありません」と話した。

国連のジープを伴って難民キャンプに来た代表団は、4時間の訪問の後、イスラーヒイェの難民テント村へ向かった。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:27597 )