米大使館前事件のエジプト市場への影響はなし
2012年09月14日付 Al-Ahram 紙

■エジプト市場は米大使館前事件を無視、利益確定売りで市場に18億ポンドの損失

2012年9月14日 土曜日 『アル=アハラーム』

【カイロ、ムハンマド・ハンマード】

 過去4回の取引で値上がりしていた主要銘柄の利益確定売りが起きた結果、証券取引所は株式指数の乱高下で昨日の取引を終えた。

 外国人・アラブ人投資家からの広範な売りに影響を受け、証券市場の資金18億ポンドが失われた。これによって取引は小康状態に入り、来週には再度続伸が見込まれる。金融市場と投資の専門家は、市場の値下がりは利益確定売りのみに起因するもので、[預言者冒涜映像への抗議デモが起きた]アメリカ大使館事件からの影響はないという。実際、先週水曜日の取引では、1月25日革命以来、最高となる株式指数を記録している。

主要指数のEGX30は1.11%低下、63.5ポイント下がって5662ポイントを記録した。対する中堅株の指数であるEGX70は0.01%上昇、0.03ポイント上がって543ポイントとなった。

 昨日の株式の取引総額は、183銘柄、約2億3400万株の売買取引4万7200件で、8億9500万ポンドに達した。債券価格の終値は75銘柄で上昇、98銘柄で下落、10銘柄で横ばいだった。

金融市場と投資の専門家であるイーハーブ・サイード氏は、「主要指数は五週連続で続伸を続け、先週水曜日の取引では2011年1月以来最高となる5779ポイントを達成した。これは、大半の主要銘柄、特にCIBバンクとオラスコム・グループの値動きが好調だったためだ」と述べた。

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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:27600 )