黒海で初の天然ガス発見
2012年09月16日付 Hurriyet 紙


石油と天然ガスにおいてはほぼ完全に輸入国のトルコだが、近年行われた調査で希望が増えた。

サバフ紙によると、タネル・ユルドゥズ・エネルギー天然資源相が「発見まで忍耐強く調査を続けるつもりだ」と述べていた海底石油調査が重要な段階を迎えた。トルコ石油合同会社(TPAO)が、黒海で始めた石油調査で初めて具体的な結果を得たのだ。国際的な大企業と協力して行われた掘削調査の後、トルコ石油合同会社がウストゥランジャの海底3,600メートル付近で天然ガスが発見された。天然ガスを燃やしてみると、ガス田には埋蔵量があることが明確になった。

この発見は、黒海の石油調査において具体的で大きな一歩として位置づけられる。ウストゥランジャで天然ガスが発見された後、埋蔵量の調査が始められる予定だ。関係者は、調査は6ヶ月から1年続くとし、「いよいよガス田の最終的に精製できる埋蔵量が明らかになる。その後、埋蔵量について話し合い、この地域で新たな探査を行う予定だ。」と述べた。

■ジュピターが発見

ジュピターを拠点とした掘削では、3,900メートルまで下がることが目標とされていた。そして、3,600メートルで明らかになったガスの証拠を評価した。トルコ石油合同会社は掘削開始時に会見を行い、黒海深海のガス田からとられたデータから、石油と天然ガスがさらに深い昔の層にあるだろうという結論に至ったという。会見では「しかし、さらに高圧の油田掘削は非常に難しい。深海で第二段階の活動に進む前に、この地理的構造のポテンシャルを、イスタランジャ第一ガス田でテストする予定だ」と述べられた。

■シェブロンとシェルも注視

世界的大企業シェルは、発見された地域に非常に興味をもっている。先週エルドアン首相と面会したシェルCEOは、シェルが黒海に興味を持っていることを改めて述べた。また、新たな油田の掘削か1億ドルの罰金刑を選択するシェブロンも、新たな探査のためにイスタランジャからの結果を待っている。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:27617 )