エジプト、オゾン層破壊物質の削減へ
2012年09月17日付 al-Hayat 紙

■エジプト、オゾン層破壊物質の削減へ

2012年9月17日月曜日 『アル=ハヤート』

【カイロ、マールスィール・ナスル】


エジプト公共動静・統計中央機関は、工業及び農業部門で、2013年1月のはじめから2015年の1月のはじめまでに、オゾン層を破壊する物質が段階的に10%に達するように、その使用削減を確約した。

一昨日のオゾン層保護のための国際デーでの同機関の声明によれば、2020年の1月までには35%の有害物質を削減することが、また2025年の1月には67.5%、2030年には100%削減することが予定されたと言う。また機関は、オゾン層を消費、破壊する物質量が、エジプトでは2005年度の205トンに比べ2010年度は190トンに減少したことに触れたが、これは2030年までにこのような物質の使用を停止するという政府の計画に沿っている。また、声明は、温室効果ガスの総排出量の増加に関して警告している。つまり、二酸化炭素に関して言えば2000年の1億2830万トンの排出に比べ、2010年は2億2590万トンの排出を記録しているのである。

同機関は、2010年度のエジプトの温室効果ガスの排出量は世界のそれの0.71%を占めると説明した。加えて、エジプト人一人当たりの温室効果ガス平均排出量は2000年時の1.98トンと比べて3.9トンに増加していることも指摘した。この理由としては人口や工業活動の増加が考えられる。

また同機関は2010年度の温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量は、新・再生可能エネルギーのおかげで19万7400トン減少したことを伝えた。

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( 翻訳者:佐々木このみ )
( 記事ID:27622 )