イスラエル、シナイからの攻撃を撃退:兵士1名、武装集団3名死亡
2012年09月22日付 al-Hayat 紙

■イスラエル、シナイからの攻撃を撃退:兵士1名、武装集団3名死亡

2012年9月22日 土曜日 『アル=ハヤート』

【ナザレ、カイロ:本紙】

エジプトおよびイスラエル治安情報筋は、シナイの武装集団と国境付近のイスラエル軍パトロールとの間で衝突が発生したことを報告した。結果、武装集団3名とイスラエル兵士1名が死亡した。

イスラエル軍は、同軍が「大規模な爆破作戦を阻止した」と述べ、「3人のテロリストを殺害」し、「彼らはイスラエルに侵入し、大規模なテロ作戦で自爆(攻撃)を行い、多数のイスラエル兵を殺害しようとしていた」と述べた。

イスラエル側の報告によると、「武装集団は、シナイからエジプトとイスラエル間の国境の真ん中にある、武装したイスラエル兵士の保護下で、イスラエル人がシナイの国境線沿いに有刺鉄線による国境の壁を建設しているハリーファ山に到着した。同集団は爆破装置を起動させ、フェンスの建築工事を警護していたイスラエル軍に対し発砲した」とのことだ。同報告では、衝突の結果激しい銃撃が生じ、イスラエル軍は援軍を呼ぶに至ったと述べられている。

イスラエル軍のスポークスマンは、「テロリストらは爆弾ベルト、防弾チョッキを装備し、銃を携帯していた」と述べ、「彼らのイスラエル侵入は阻止された」と述べた。同スポークスマンは、数日前にイスラエル戦闘機がガザ地区の「イスラーム聖戦」活動のセクトに対する暗殺作戦を実行したことに関連して武装攻撃が行われたのかどうかに関しては、明確な回答はないと述べ、「現在まで、われわれは作戦に至った裏の意図を認識してこなかったが、数時間のうちにわれわれはその状況に対し評価を下すだろう」と述べた。

イスラエル・メディアはイスラエル軍情報筋に関し、軍はシナイ半島にいる「ガザ地区以外のテロリスト細胞」の活動に関する諜報部の情報不足に苦しんでいると報じた。同メディアは、イスラエル治安機関は最近になり「イスラーム原理主義勢力の伸長と、シナイに分布するベドウィン部族へのエジプトのサラフィー運動の影響力の高まり」を認識したと述べた。

(後略)

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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:27668 )