がっかり―海天然ガスの希望の炎、早くも消える
2012年09月25日付 Zaman 紙


トルコ西黒海地域での石油・天然ガスの希望は早くも失われた。トルコ石油・天然ガス機構(TPAO)は先週天然ガスが存在するウストランジャ油田が”経済的に”現実的ではなとコンクリートで閉鎖する一方、石油の徴候があったキプロス・チュルクユルドの第一油田も空であった。

トルコの石油・天然ガスの希望は早くも失われた。TPAOが黒海で行った(ウストランジャ第一)天然ガス・油田探索活動は終了した。エネルギー省筋によると、天然 ガスの存在が確信されたウストランジャ第一採掘溝は、”経済的に”現実的ではなく、その後評議の上で閉鎖された。TPAOは北キプロス・トルコ共和国(KKTC)で行っ た(チュルクユルド第一油田)石油採掘作業も終了した。同採掘溝で石油がみつからず、作業は中止された。

TPAO;ウストランジャ第一及びチュルクユルド第一採掘溝で行った石油・天然ガスの探索活動で、天然ガス・石油田希への遭遇は希望だった。エネルギー天然資源省大臣タネル・ユルデュズ氏は、9月17日、「ウストランジャでTPAOが行った探索活動で天然ガスは発見された」と語った。ただユルデュズ大臣は、採掘終了後に存在する天然ガスが、経済的かつ実現可能かどうか明らかになるだろうと述べた。また、9月17日の発表において、キプロス側の陸上で行われた探索活動で石油が発見されたと発表し、続けて「ボーリング調査時、源岩、つまり岩に当たった。これは、石油がある兆候だ。目下、科学的な結果が出たのであり、石油と天然ガスと関わる何らかの結果に達した訳ではない」と語った。

TPAOの黒海におけるウストランジャでの天然ガス採掘は2012年4月に始まった。陸上から30km離れ、深さ85メートルの深さに位置している。天然ガスの探査採掘は、300万900mを目標に始まった。掘削はジュピター掘削櫓で行われた。エネルギー天然資源省によると、これまでに黒海の深海での掘削溝から得たデータでは、石油・天然ガスはさらに深く、古い層にありうるとの結果に達した。同省は、探索活動をこのデータを基に進め、現在、黒海のトルコ領海内ではアヤズル・アッカヤと東アヤズル天然ガス田から一日に 50万㎥の天然ガスを生産している。

TPAOは、4月26日にキプロスで石油探索を開始し、採掘活動は4100mまで進められた。採掘活動での油田の兆候の発見にTPAOは喜びの声をあげていた。しかしTPAOは、採掘の結果、油田が見つからず、チュルクユルド第一掘削溝で閉鎖作業に移った。エネルギー天然資源省関係者は、TPAOがキプロスで二つ目の掘削を行う予定だと明らかにした。

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( 翻訳者:澤井祥子 )
( 記事ID:27704 )