マルマライ開通式、1か月早まり2013年9月30日に―運輸相、発表
2012年09月29日付 Radikal 紙


ビナリ・ユルドゥルム運輸相は、マルマライとアンカラ-イスタンブル間高速鉄道(YHT)の開通が1か月さらに早まり、2013年9月30日開通であると発表した。

ビナリ・ユルドゥルム大臣は、ヘリコプターでビレジキのオスマネリ郡を訪問し、アンカラ-イスタンブル間高速鉄道(YHT)のオスマネリの建設現場を訪れた。当地で同大臣は記者会見を行い、2013年10月29日開通予定と以前発表していたマルマライ・プロジェクトとYHTプロジェクトの開通予定が1か月前倒しになり、2つのプロジェクトの開通は2013年9月30日となるだろうと述べた。

■この地域の最難関地点に到達

YHTプロジェクトは最難関部分に到達し、150キロメートルの難関路線の前で留められているという。

「この部分がこの地域での最難関地点です。150キロメートルの路線で、技術難易度の高い建築物からなります。大部分はトンネルや高架橋です。直線距離50キロメートル内にトンネルが35本あります。これらのトンネルを合わせると59キロメートルです。16本は完成し、残りの19本も80%が完成しています。開通予定のトンネルの中で最大のものは長さ7,400メートルです。29本の高架橋のうち15本は完成し、残りの13本は建設中です。トンネルは80%、高架橋は75%の完成度です。総埋め立て量は1450万平米に達しました。さらに、線路の敷設も始めました。現在までのところ、南側では15キロメートルの線路の敷設準備ができました。下部構造と上部構造を互いにバランスよく建設することはプロジェクトを納期内に完成させる観点から非常に重要です。このため、プロジェクトをとてもうまくコーディネートしなければなりません。線路と同時に電気や信号設置も並行して続けています」

■開通式が1か月早まる

ビナリ・ユルドゥルム大臣は、YHTのエスキシェヒル-イスタンブル間のプロジェクトの完了目標日を2013年10月29日として発表していたと話し次のように続けた:

「本日みなさんに悪いニュースをお伝えするのですが、本来はいいニュースです。この日にちは2013年9月30日に早まりました。進捗状況や制約からこのような日取りとなりました。2013年9月30日までの新しい建設計画を作成するよう要求しています。期間が大幅に短くなったのではありません、たったの1か月です。2013年4月20日と予定していた全下部構造の建築は、2013年3月15日までに完成するよう新たな目標を指示しています。これに従い、我々の計画を吟味しなければなりません。
全プロジェクトのうち、アンカラーイスタンブル間で750以上の建築物に取り掛かっています。現在、この地域で2000人以上が従事し、600台の機械を動かしています。これらの機械は価格が2億YTL(約87億円)ほどです。これはこのプロジェクトがいかに重要かを示すものです。マルマライ・プロジェクトとアンカラ-イスタンブル間高速鉄道。この2つのプロジェクトは、互いが連動するものであるために首相閣下はマルマライと高速鉄道路線の開通を10月29日と宣言していました。状況がこのようになったために、歴史的革新であるマルマライも同様にしなければなりません。両方のプロジェクトとも9月末に完成予定です。非常に大胆な工期です。しかし我々は請負会社を信用しています。彼らはより厳しいプロジェクトを成功させてきました、このプロジェクトも完成させ、成功を以ってやり遂げてくれるでしょう。
国民が50年もの間熱望したものが一刻も早く完成し、この時代の交通機関を全国民が利用することを願います。アンケート結果によれば、80%以上の人が高速鉄道計画は速度を落とさず続けるべきで、いくらかかっても絶対に拡大すべきと回答しました。」

ビナリ・ユルドゥルム大臣の、高速鉄道とマルマライ・プロジェクトの開通を1か月早めたとの発表は、「開通式を地方選挙の前にもってきた。こうすることで開通式を選挙に合わせた」とも解釈されている。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:27725 )