1ドル3000トマーン台に:外貨の高騰は政府の意思?それともブローカーの仕業?
2012年10月01日付 Mardomsalari 紙

【経済部:シャフラーム・ソドゥーギー】過去数週間で、ドルの価値が過去に前例のないほどの上昇を見せている。実際、最近の6ヵ月間で、〔ドルに対する〕イラン通貨の価値は55%も減少しているのである。そして昨日、ドルの価格はついに3千トマーン台に到達した。これに対し、外貨高騰の原因として、二つの相異なる見解が提起されている。一方にいるのは、一部の政府に批判的な人々で、彼らはこの高騰は政府が望んだものだと見ている〔※〕。他方、政府はブローカーによる秩序破壊行為や、政府の施策に対する彼らの抵抗の存在について指摘しており、こうした抵抗もじきに打ち破られるだろうとの希望的観測を述べている。

※訳注:予算不足を解消するために、政府はわざとドル高を容認し、ドル資産を市場で高値で売っているのではないか、との疑惑が一部で指摘されている。

 外貨の高騰によって最も被害を受けているのは、中流、ないし中流以下の暮らしをしている一般市民である。それゆえ、政府にはこの件に関して早急な対策を望まなければならない。これについては、外貨の高騰は政府が望んだものだとの見方を取っている人々の意見を、たとえわれわれが受け入れなくとも、この問題に対する政府の無為無策を非難することはできるだろう。もしドル価格の高騰がブローカーの仕業だとしても、政府が外国為替市場を統制し、前代未聞の驚くべき外貨の価格高騰を抑えることに期待してはならない、ということに果たしてなるだろうか!?

 こうした状況はすでに数週間続いているが、政府の施策からは、状況の改善を図ろうという意気込みは感じられない。よって、〔ドル高騰の真の原因が〕どうであれ、現在の市場の状況に対する政府の責任は重いことに、間違いはないだろう。政府がこの間行った唯一の対策(これについては、大々的な宣伝が行われたが)とは、「外貨取引センター」という名のセンターを設立したくらいなもので、残念ながら、最近行われたこの施策は、むしろ外国為替市場の混乱を助長しているようだ。実際、このセンターが始動して以降、一日約100トマーン、ドルの価格が上昇しているのである。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27743 )