アーヤトッラー・アーモリー「問題は制裁ではない、正しい運営ができていないことにあるのだ」
2012年10月02日付 Mardomsalari 紙

 アーヤトッラー・アブドッラー・ジャヴァーディー=アーモリーはウラマーや宗教指導者らが出席する中で、ゴムの大モスクで行われたコーラン釈義の授業の中で、コーランの「物語り」章に関する釈義を行い、「それからマドヤンの水場に来てみると,かれは一群の人びとが(その家畜に)水をやっているのを見た」〔※コーラン28章第23節、ここでの「彼」はムーサー(モーゼ)を指す〕の章句を読み上げた上で、次のように述べた。

これらの家畜飼いたちは家畜を町や村の周辺で管理していた。〔コーランの物語が示すように〕農業とは次のようでなければならない、すなわち飼い葉〔の輸入〕のために外貨が国外に流出してしまってはならないのである。ドル高騰を受けて、飼い葉も牛乳もヨーグルトも高騰するといった状況になっているが、それは制裁のせいではない。あなた方には水も土地もある、しかしそれを〔正しく〕利用していない。あなた方はこれらの村々を破壊してしまったのだ。〔そのために〕今、〔農産物や飼料を〕外から輸入しなければならない状況に陥っているのである。

これはアリーの呪いである。村を所有し、土地を所有し、〔にもかかわらず〕貧しい、そんな人物に対して、神は慈悲をかけない。われわれは若者を〔農村から〕都市に連れてきて、テレビでサッカーを見せている。そして制裁に遭うと、牛乳の価格が2倍になる、といった状況に陥っている。問題は制裁ではない、正しい〔経済〕運営ができていないことにあるのだ。

 〔宗教専門の通信社である〕ラサー通信の報道によると、同師は〔‥‥〕イマーム・アリーのハディースを読み上げた上で、さらに

トルコはわれわれよりどれだけ豊かだというのか?我が国の農村は、飼い葉くらい十分に供給できる。〔‥‥〕言うまでもなく、体制にダメージが及ぶようなことを、断じて口にしてはならない。われわれは国家が自らの足で立ち、正しい〔国家〕運営が行われるように仕事をする必要がある。殉教者たちの清き血が無駄になるような発言が、われわれの口から出ないようにしなければならない。

 とも述べた。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27752 )