首相府発表、「トルコ、シリアに反撃」
2012年10月03日付 Yeni Safak 紙
官邸に入るエルドアン首相
官邸に入るエルドアン首相

首相府は、アクチャカレでの事件に関連し、国際交戦規定に基づき反撃を行い、シリアの標的を砲撃したと発表した。

アクチャカレへのシリアからの着弾に関して行われた首相府からの発表は次のとおり。
「この忌むべき攻撃に対して、国境地帯に駐留するトルコ軍により、国際交戦規定に基づき、即座に必要な反撃が行われた。レーダーで特定されたシリアの標的に対し砲撃が行われ、(砲撃は)目標に命中した。」

シャンルウルファ県アクチャカレ郡に対しシリア側から撃たれた銃弾が着弾し5人が死亡したのを受け、首相府からなされた記者発表では、「トルコは、国際交戦規定と国際法に基づき、シリア政権のトルコの安全を損なうこの種の挑発的行動を、決して見逃すことはない」と強調された。

記者発表では、今日(3日)16時30分ごろにシリア政府軍の放った砲撃の結果、シャンルウルファ県アクチャカレ郡で5人の市民が命を落とし、9人がけがをしたことに言及され、次のようにつづけられた。

「この忌むべき攻撃に対し、国境地帯に駐留するトルコ軍により、国際交戦規定に基づき、即座に必要な反撃が行われた。レーダーで特定されたシリアの標的に対し砲撃が行われ、(砲撃は)目標に命中した。

■「挑発的行動は、見逃さない」と強調

事件に関連し、タイイプ・エルドアン首相の指示で、外務省による必要な外交的折衝がただちにはじめられ、国連の潘基文事務局や国連常任理事国の一部の外相らと電話会談が行われたという。発表は以下のとおり。

「この枠組みに従い、NATOのラスムーセン事務局長とも電話会談が行われた。NATO評議会が緊急に招集されることになった。 トルコは国際交戦規定と国際法に従い、シリア政権によるトルコの安全に対する挑発的行為を、決して見逃すことはない。事件により命を落とされた市民の方々に神のご加護を、また、残された家族や近しい人々に忍耐と哀悼を、負傷した市民にみなさんの回復を心より祈るものである。」

首相官邸においては、タイイプ・エルドアン首相が議長を務める会議が、現在も続いている。 (10.3 17:30)

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( 翻訳者:和泉由美子 )
( 記事ID:27765 )