女性、ケチな夫との離婚を家庭裁判所に申し立てる
2012年10月04日付 Mardomsalari 紙

 ある若い女性が裁判所に、「私の夫はとてもケチで、私や娘が病気にかかっても、治療費が高くつくことを恐れて、私たちを医者のところに連れて行こうともしないのです」と訴えた。

 イラン学生通信によると、裁判所を訪れたこの女性は、夫との離婚請求を判事に提出し、「1385年〔西暦2006年〕から夫と一緒に暮らしていますが、それ以来、夫は一切生活費を私に渡したことがありません」と述べた。

 彼女はさらに、「私は自分の出費を、個人教師を務めることで捻出しています。子供が生まれた時でさえ、病院の費用はすべて私が自分で払いました。そして注目すべきは、夫がこのことに関して全く気にしていないというとこです」と続けた。

 31歳になるこの若い女性は、次のように付け加えた。「夫は、私と娘に対して自分にはなんも義務もないと考えています。私たちが病気にかかっても、医者に連れて行こうとは、決して言わないのです。私たちは一つ屋根の下で暮らしているのに、出費はすべて別々なのです」。

 夫は職を持っているのかとの判事の質問に、女性は「ええ。ある会社に勤めていて、よい給料ももらっています。でも彼はとてもケチなのです。6年間も一緒に暮らしてきたというのに、一緒に買い物に行ったことは一度もありません。彼も私も、いつも一人で別々に買い物に行くのです」と答えた。

 この女性は、「婚資金は《自由の春》金貨514枚で、離婚ととともに、婚資金の支払いも求めたいと思います」とも述べた。

 イラン学生通信によれば、判事は若い女性の言い分を聞いた後、男性側が来ていないことを理由に、離婚の判決は下さなかったとのことである。

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( 翻訳者:8410022 )
( 記事ID:27812 )