アブダビ:経済成長
2012年10月11日付 al-Hayat 紙


■アブダビ:2011年の国内総生産(GDP)2190億ドルに

2012年10月11日『アル=ハヤート』

【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】


アブダビの経済開発局副局長、ムハンマド・ウマル・アブドゥッラーが明らかにしたところによると、首長国の経済は2011年現在の時価で30%の成長を遂げた。国内総生産(GDP)は2006年の4,920億ディルハム(1,339億ドル)から、2011年には8,060億ディルハム(2,194億ドル)に上昇した。すなわち64%増である。

総生産成長率
同局が2011-2012年の首長国の第一回人間開発報告で述べたところによると、「2008-2010年の実質国内総生産成長率の年間平均は、1.6%に達した。これは2009年の石油収入の減少の結果を受けてのものである。」加えて、「2010年の物価上昇にもかかわらず、2007年の水準に達しなかった。従って、首長国の経済は2011-2015年には経済成長率12.2%に達する実質成長をしなければならない。これは、こうした減速成長を補い、2010-2015年に7%の目標成長率を達成するためである。」

非石油国内生産は、2008-2010年の期間に、平均約3.2%の年間成長を記録した。これは、予想より約6パーセント少ない。ムハンマド・ウマル・アブドゥッラーが示したところによると、「首長国は、世界の国内総生産の総計の中で一人当たりの平均最高水準値の一つをを達成した。これは2010年に85,000ドルを超えたことで示される。

生活費
同局が一昨日(10月09日)夜、アラブ首長国連邦の開発に関する国連プロジェクトとの協力で提出した報告で述べたところによると、2010年の首長国における家計負担は、1975年と比べ約4倍に上昇した。国内総生産は、時価換算で1975-2010年間で約24倍になり、260億ディルハムから6,200億ディルハムで、年間平均成長率は約9%に達した。非石油国内生産の上昇は、時価で約60億ディルハムから3,120億ディルハムに至った。すなわち55倍以上増え、平均年間成長率は、約11.5%に達した。

報告は、石油収入の減少と非石油部門の継続的な増収に注目し、非石油部門からの収入は、今期の国内総生産を48%上げることに貢献した。この比率は2015年の目標に近いと考えられる。このことは、経済・社会環境の変化や、アブダビ首長国人口の自然増加、仕事を求めての他の首長国の国民の連邦内のアブダビへの移住によって、1975年に12,000人だった労働者の数は、2010年には約93,000人に増え、失業者は450人から約12,700人に増えた。

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( 翻訳者:岡裕一朗 )
( 記事ID:27850 )