強制着陸命令のシリア旅客機、積荷はモスクワ近郊軍基地で搭載
2012年10月11日付 Zaman 紙


トルコがアンカラに強制着陸させたシリアの旅客機は、モスクワから200キロメートル地点にあるトゥラ市の軍用空港で積荷が搭載されたという。ロシアの税関職員は、旅客機は材木を運んでいたと話した。

ロシア連邦税関庁の職員は同国のイズベスチア紙に対し、「旅客機の税関調査は、モスクワのヴヌーコヴォ空港ではなく、トゥラの軍用空港で行われました。モスクワではただ乗客を乗せただけです。旅客機はここにトゥラから来ましたが、私たちは検査をせず、ここに旅客機が着陸したとういうことで検印を押しました。 それから旅客機はダマスカスに向かって出発しました」と話した。

この税関関係者は名前の公表を望まず、旅客機は無線機器ではなく材木を運んでいたということも話した。また、あるロシア高官は「書類には旅客機が材木を運んでいると記録されていました。積荷は外交情勢を脅かすものではありませんでした。また、法律の定めるところでは、外交的な積荷については税関職員にさえ検査する権利はありません」と話した。

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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:27853 )