イスラーム共和国治安維持軍副長官、「3時間に7人が交通事故で死亡」
2012年10月06日付 Mardomsalari 紙

 イスラーム共和国治安維持軍(NAJA)副長官(政治思想調整担当)は、「イランでは交通事故で年間2万人もの人が死亡している」と述べた。メフディー・タヴァッコリー司令官はISNA(イラン学生通信)とのインタビューでこのように述べ、「イランでの交通事故による死亡者の数は、世界的な標準から目を見張るほど大きくかけ離れている」と加えた。

 同副長官は、「交通事故は、人の暮らしの中で家庭崩壊につながる最大の出来事の一つである。なぜなら、交通事故が起こると、複数の家庭という名の小宇宙にほころびが生じ、動揺が走ってしまうからである」と指摘した。

 タヴァッコリー司令官は、「交通事故で身体に障害を負ってしまうと、加害者にとっても、被害者にとっても、取り返しのつかない結果をもたらしてしまうのだ」と述べた。

 同氏は次のように続けた。「交通事故によって年間2万人もの人が死亡しているということは、つまり、3時間毎に7人が命を落としているということであり、また、3時間毎に7家庭が悲しみにうちひしがれるいうことでもある」。

 タヴァッコリー司令官はまた、「交通法規だけが、国内での法施行を保証するものではない。というのも、周知のように、この問題で新たな罰金や法律が定められても、然るべき通りに法律が守られることはないからである」と言明した。

 同氏はその上で、人々の中に法遵守の文化を、特に幼少期から内面化させることが、交通事故を減少させる最良の方法であるとし、「車人口が8倍に増え、交通量も4倍に増えるなか、運転者による一層の法遵守が求められているのだ」と述べた。

 NAJA政治思想調整担当副長官は、最後に「交通法規の遵守は〔国の〕発展度〔を図る〕重要な要素の一つであると、世界ではみなされている。ゆえに、法を適切に施行するための条件を社会に整えることが必要なのだ」と語った。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:8409119 )
( 記事ID:27856 )