シリア政府軍兵士10人、トルコへ逃げ込む
2012年10月12日付 Zaman 紙

シリア政府軍兵士10人が敵から逃れて国境へ向かい、トルコに避難した。

反政府勢力に奇襲をかけられたアサド政府軍兵士が、トルコに逃げ込み難を逃れた。アサド シリア大統領側の10人の兵士は、紛争が続くアズメリン村とデルクシュ村で、敵兵によって国境へ追い込まれ、身の安全を確保するためトルコへ逃げ込んだ。負傷兵を含むシリア兵は国境で警察当局へ引き渡され、調査が行われた後、国境の外へ出されることがわかった。

入手された情報によると、ハタイ県アルトゥノズ郡ハジュパシャ地域のすぐ向かいで、4日前に起きた激しい衝突が今日も続いている。アズメリン村とデルクシュ村では、反政府勢力とアサド政府軍兵士との間で激しい紛争が起きている。日中、これらの村にはヘリコプターから爆弾が投下され、今週優勢である反政府勢力は抵抗を続けている。

ハジュパシャの国境に逃げ込み、トルコ兵らに引き渡されたシリア兵のうち一人が負傷していたため、国境ですぐに救急隊員が対応した。国境を越え、トルコ領に入ったアサド政府軍の兵士は、調査が行われた後、身の安全という点を考慮し、入国したのとは別の地点からシリアへ戻されることがわかった。内戦が泥沼化するシリアから、アサド政府軍側の兵士がトルコへ入国したのは今回が初めてである。

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( 翻訳者:細谷和代 )
( 記事ID:27863 )