ヒズブッラー総書記「無人航空機《アイユーブ》はイラン製」
2012年10月13日付 Mardomsalari 紙

 レバノン・ヒズブッラーの総書記は、占領地パレスチナの領空を侵犯し、パレスチナ南部及び同重要地域の上空を飛行して、〔イスラエル南部の都市〕デイモナ近くにまで到達した〔無人〕偵察機は、イスラーム抵抗運動が送り出したものであることを表明した。

 イラン学生通信によると、サイイド・ハサン・ナスルッラーはヒズブッラー傘下のレバノン放送局「アル・マナール」を通じて発表した発言のなかで、今回の特殊オペレーションへの関与を認めた。

 同師は今回のオペレーションを、レバノンの抵抗運動の歴史にとってのみならず、域内の抵抗運動の歴史にとっても、極めて特殊、かつ重要なものであるとした上で、「レバノン抵抗運動は極めて先進的な偵察機をレバノン領から送り出した〔‥‥〕」と語った。

 ナスルッラー師はさらに次のように続けた。「この航空機は海の上空100キロメートルの距離を通過し、その後敵の鉄の壁を打ち破って、パレスチナ南部に進入、同地域にある重要施設・基地の上空数十キロメートルを飛行し、デイモナ地区の近くまで行ったところで、敵に見つかり、イスラエル空軍によって撃墜された」。

 同師はまた、この航空機は2006年に抵抗運動によって利用された航空機「ミルサード」よりも大きく、また重要だとした上で、この航空機はロシア製ではなく、イラン製であり、レバノン・ヒズブッラーにいるレバノン人専門家によって組み立てられたものだと述べた。

 ヒズブッラー総書記はさらに、このような若者や専門家を擁していることに、レバノン人は誇りをもっていいと強調、抵抗運動がこの種の航空機を使い、パレスチナ深部、占領地パレスチナ南部、そして同地域にある重要地区にまで侵入したことは、史上初のことだと強調した。

 ナスルッラー師は今回のオペレーションの成果として、一〔無人〕航空機がこれらの距離を走破し、敵の対策を打ち破って、レーダーだらけと思われる地域に数百キロメートルも入り込むことができた点を挙げた。

〔‥‥〕

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27872 )