リビア:武器回収が民兵を当惑させる
2012年10月16日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■リビア:武器回収が民兵を当惑させる

2012年10月16日『サバーフ・ジャディード』

【トリポリ:複数通信社】

ベンガジの広場のひとつは、民兵武器回収計画の一環として市民がコマンド部隊に引き渡した武器で混雑した。民兵は大きな武器庫を持っており、ムアンマル・アル=カッザーフィー体制崩壊直後の時期に、これにより何度も衝突を起こしていた。

暫定的な見積りによると、コマンド部隊は火曜朝までに、ライフルやピストルを1100挺、RPG200基、ロケット砲400発、弾丸2万5000発近くを受け取っている。

しかし、国は違法な武器の量に関して見積りができず、「リビア防衛部隊」の司令官はこの計画を縮小した。そして、国が受け取った武器は家庭に保管してあったものであると述べ、軍事関係部署にある武器の引渡しは難しいことを強調した。

アル=ウバイディーは、治安状況の悪化が武器の保持につながっていると指摘し、どこに重兵器があるのかといぶかった。また、アル=ジャジーラのインタビューの中で、少し前に報酬付きで武器回収をしたらどうかと提案があったと明らかにしたが、広く武器の拡散してしまった後ではこの計画は遅すぎたと発言した。

リビア防衛部隊のスポークスマン、アーディル・アッ=タルフーニーによると、計画はいわば祭りや賞であり、今の時点では違法な武器を制限することは難しいと強調した。

また、アル=ジャジーラのインタビューの中で、2011年8月のトリポリ解放やアル=カッザーフィーの生まれ故郷であるシルテ市の解放は、限りない量の武器の拡散につながったと説明し、2つの街は巨大な武器庫であると形容した。

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( 翻訳者:山田洋平 )
( 記事ID:27921 )