「犠牲祭の日に停戦を」:アフマディーネジャード大統領、シリア問題で提案
2012年10月18日付 Jam-e Jam 紙
大統領は〔クウェートで開催されている〕アジア協力会議首脳会合の傍らで、クウェートのサバーハ・アル・アフマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長と会談
アフマディーネジャード大統領はシリア問題での我が国の提案について説明する中で、「犠牲祭の日〔※10月26日〕にシリアで停戦が宣言され、シリアの〔政府/反体制勢力〕双方がこの停戦を守る、という案をイラン政府は提案している」と述べた。
イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はクウェートのメディア関係者らとの会見の中で、「〔停戦期間中は〕どの国もいずれか一方を支援してはならない。〔政府/反体制勢力〕双方が話し合い、自らの問題を解決すべきである」と述べた。
大統領はさらに、「シリア国民の味方ならば、シリア国民による自由選挙が実施できるよう、環境を整えることに努力すべきだ」とも述べた。大統領はさらに、戦争や流血の事態は地域の利益を損ねるものだとし、「敵はこの状況を悪用して、自らの邪悪な目的を達成しようとしている」と語った。
他方、ロイター通信はトルコ首相がイラン大統領に対し、シリア問題を解決するための三者委員会の設立を提案したと報じた。それによると、トルコのレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は月曜日にバクーで行われたマフムード・アフマディーネジャード大統領との会談のなかで、この三者委員会はトルコ、エジプト、イランの三カ国か、ないしはイラン、トルコ、ロシアの三カ国によって構成される可能性について指摘したという。
メフル通信によると、エルドアン首相はまた、サウジアラビアはイランと同じテーブルに着くような会議には出席する用意がないことを明らかにした上で、トルコ、エジプト、およびサウジアラビアの三カ国が参加する三者委員会を作る可能性についても示唆した。
■ イランが制裁に対して後退するようなことはない
イラン大統領はまた、クウェートで行われた昨日の記者会見の中で、イランに対して敵が科している制裁は破綻しているとし、「偉大なるイラン国民は、決して制裁を前にして後退するようなことはない。〔制裁に正面から〕立ち向かうことで、《抵抗の枢軸》こそ常に勝者であるということを示すことになるだろう」と述べた。
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(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:27927 )