日本の法相、マフィア・メンバーと判明
2012年10月21日付 Milliyet 紙


日本の田中慶秋法務大臣が、日本の犯罪組織として知られる「ヤクザ」との関係を認め、日本国内に衝撃を与えた。

田中大臣は3週間前、野田義彦首相に任命され法務相に就任した。しかしヤクザ幹部の一人と一緒に写った古い写真が報道され、内閣への信頼が揺るがされた。同相は、写真が公開された直後、当初は「辞任しない。写真は過去の出来事だ」と発言していた。

■「われわれでさえ擁護できない」

首相に近いある党員からは、「田中法務相は辞任すべき。われわれは最早彼を擁護できない」という声が上がった。その後、田中大臣は健康問題を理由に直近の閣議を欠席。辞任すると考えられている。政府の財源運用をめぐり、通過させなければならない法案を前に起こった今回の危機は、野田首相を困難に陥れた。対立野党の代表らは、早期の解散総選挙を望む一方で、田中法務相が辞任しない場合は法案を通過させないと、野田首相に圧力をかけている。

組員数10万人にものぼるとみられるこの根深い犯罪組織は、17世紀に成立した。ヤクザは、イタリアン・マフィアや中国犯罪組織の三合会(トライアド)と類似し、麻薬の売買や、売春、ダークマネー運用、競売への不正介入などの犯罪に関与している。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:27965 )