リビア:アル=カッザーフィーのスポークスマン逮捕に関するニュース
2012年10月20日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■リビア:アル=カッザーフィーのスポークスマン逮捕に関するニュース

2012年10月20日『サバーフ・ジャディード』

【トリポリ:本紙】

テレビチャンネル「アル=アラビア」の情報筋は、昨日土曜日、ムアンマル・アル=カッザーフィー体制下のスポークスマン、ムーサー・イブラーヒームが拘束されたと明らかにした。

アル=カッザーフィー体制のスポークスマン、ムーサー・イブラーヒームは、バニー・ワリードで散発的に発生していた戦闘の間に拘束され、現在はトリポリの旧要塞にいる。

また、「アル=アラビア」はアル=カッザーフィー体制の軍司令官の1人、ミーラード・アル=フィクヒーもバニー・ワリードで拘束されたと明かした。

一方で、リビア国民会議議長ムハンマド・マカリヤフは、旧体制派を匿ったとしてバニー・ワリード市を標的とした軍事作戦を正当化した。そして、「今年10月の解放宣言からの数日間にバニー・ワリードで起きたことは、この成り行きからなっている。」と述べた。

同氏は、「バニー・ワリード市は不運にもその否定的な取り組みや悪事がかなりの程度まで大きくなり、無法者や明白な反革命派の隠れ家になっていた。そして、メディアのチャンネルは崩壊した体制の残党からなる反革命派の演壇になっていた。多くの者にとって革命中の街に見えていた。」と続けた。

また同氏は、バニー・ワリードで起きたことは、「一部が偽って悪く伝えたような破壊戦争や民族浄化ではなく、正当性のため、市の治安、安全、安定を取り戻すための攻勢である」と強調した。

他方、リビア国民会議議長ムハンマド・マクリーフは、昨日土曜日、ムアンマル・アル=カッザーフィーの死とその体制崩壊から1年が経ったが、国はまだ完全に解放されていないと述べた。

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( 翻訳者:山田洋平 )
( 記事ID:27971 )