アラファト山へはヘリコプターで―老齢メッカ巡礼者向け新サービス
2012年10月24日付 Yeni Safak 紙


宗務庁が、重い病気のある巡礼者に対し初の試みを行う。彼らを救急ヘリコプターでアラファト山へ連れて行くというのだ。

巡礼のために聖地へやって来たベキル・ボズダー副首相は宗務庁メッカ病院を訪れた。副首相は宗務庁のメフメト・ギョルメズ長官とアズィズィイェ地区にあるこの病院を訪問し、セラーミ・クルチ院長から医療活動に関する話を聞いた。

その後、ボズダー副首相とギョルメズ長官は病院で治療を受ける巡礼者を訪ね、お見舞いの言葉を伝えた。二人の姿を見た患者らは、二人の訪問に喜んでいた。

■モスクのために援助を求めた

患者らは、病院で働く医師や医療スタッフは親身に接してくれており、この施設を支えている関係者らに感謝していると述べた。乗っていた送迎車両が事故に遭い、その結果負傷し、骨折もしている69歳のメフメト・アリ・オゼンさんは、ボズダー副首相に、(彼が)アンカラのバウルム地区で生活していると話し、建設中のモスクの完成のために援助を求めた。ボズダー副首相とギョルメズ長官は巡礼者であるオゼンさんへ工事の完成のために必要な援助をすると約束した。

ボズダー副首相は、患者への治療は細心の注意を払って行われている述べ、「私たちが患者から聞いた話によると、ここでは非常に行き届いた医療サービスが提供されている。そこで、私は治療に携わる医師や、他の医療スタッフ、職員を称えたい。ここで治療を受けるすべての人達の一刻も早い回復を願っている。皆の健康が元通りに回復しますように」と話した。また、副首相は治療を続けている巡礼者をアラファト山や巡礼のために行かなければならない場所に、宗務庁の救急車で運び支援すると述べ、重症患者もヘリコプターで運ぶと話した。さらに、宗務庁メッカ病院では、親族のグループで巡礼を行うために聖地へやってきた巡礼者らに対しても、サービスを提供すると付け加えた。

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( 翻訳者:澤井祥子 )
( 記事ID:28002 )