国産衛星「突厥2号」、中国ロケットで来月宇宙へ
2012年11月02日付 Milliyet 紙


観測衛星ギョクチュルク2号は、トルコ科学技術機構(TÜBİTAK)とTAI(トルコ航空・宇宙産業株式会社)のエンジニアらの共同プロジェクトとして政府の費用で開発され、観測目的で生産された、RASATに続く2番目の衛星であり、中国から宇宙に打ち上げられる。

TÜBİTAK宇宙技術研究所タメル・ベシェル副所長は、ギョクチュルク2号衛星の最終試験がフランスで行われ、11月の最初の週に、アンカラから中国に送られると述べた。ベシェル副所長は、ギョクチュルク2号は中国のゴビ砂漠の酒泉宇宙基地から宇宙へ打ち上げられる述べ、発射は12月15~25日 の間に計画されているとした。

■2.5mの解像度

重さ450kgの衛星は、解像度が2.5mと話すべシェル副所長は、ギョクチュルク2号の技術的特徴を次のように説明した:

「ギョクチュルク2号の全てのコンピューターのソフトウェアとコンピューターは、100%国内生産されました。国産の航空コンピューター、ソフトウェア、地上ステーションのソフトウェアは100%国内生産によるものです。衛星の解像度は2.5mです。RASATの解像度は7.5mでした。ギョクチュルク2号は、トルコと周辺国から得られた映像を瞬時にトルコに送ることができます。地上から高度700kmで太陽同期軌道に乗る衛星は、世界のどの地点の映像も撮影することができます。衛星との通信は、トルコが位置する地域を衛星が通り過ぎる朝夕の時間に行われます。衛星は93分間で世界を一周します。毎一周で北極と南極を一回通り過ぎます。」

衛星の始動は、ノルウェーのスヴァルバルド島から行われるとしたべシェル副所長は、打ち上げ直後の運用が、この地域で6ヶ月間、夜に行われることから、トルコ人エンジニアたちの作業も夜に行われると話した。ギョクチュルク2号は、地上観測衛星であるとするベシェル副所長は、衛星は環境、都市開発、自然災害のような状況でも安心して使用できると述べた。

■「我々は世界で25番目に」

ベシェル副所長は、トルコが世界で衛星を独自に開発した国の地位を得、ギョクチュルク2号の映像解像度が良い水準であることを強調し、「世界中で独自に衛星を開発した国としては25番目です。これは素晴らしいことです。ヨーロッパ諸国も数に入っています。このリストで最初には、打ち上げ能力のある国が入っています」と述べた。ベシェル副所長は、トルコが、RASATを成功裏に宇宙へ発射させた経験の持ち主であるとし、「ギョクチュルク2号においても、我々はさらに経験を積んでいます。打ち上げ後すぐに最初の信号が来ると推測しています」と述べた。

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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:28103 )