Güneri Cıvaoğlu コラム:オリンピックに東京はスタート
2012年11月04日付 Milliyet 紙


2020年オリンピック開催国としてイスタンブル、マドリードと競っている東京は、もうスタートを切った。

オリンピック開会式が行われるスタジアム(工事)の選考には日本と世界中から46の建設事務所が参加している。
第一選考ではこのうち35が残った。
トルコにとっての悪い知らせとはこのことだ…
イスタンブルではオリンピックための「あらたなる基礎工事」がいまだおこなわれていない一方で、日本はというと、今から世界規模でのプロジェクト競争を行なっている。
おまけに、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、暴力を伴う諸事件に直面し、「こんな様子を見たなら2020年オリンピックをトルコに任せてくれるだろうか」と問うている…。
また、一方で「良い知らせ」も…
選考の結果「上位11に残った建設事務所のうちひとつが、トルコのタバンルオール建設である…」。10月13日に選考に勝てば、2020年東京オリンピック競技はトルコの建築家の名を冠したスタジアムで開会式が行われるだろう。
上位3社に入ることでも非常に重要だ。
上位3社にも賞が与えられる。困難なプロジェクトである。
条件によれば、「狭い場所で8万人収容」を目標としている。計画は「多目的対応、高層、開閉式天井、取り外し可能な座席」といったる高い技術力による建造物を提示しなければならない。スタジアム周辺の交通整備も計画の一環だ。審査委員長は建築家の安藤忠雄氏…
審査メンバーにはノルマン・フォスター氏もおり、この2名がいるということが事の重大さを物語る。
タバンオール建設とともに最終選考に残った上位11にはザハ・ハディッド社が含まれているということも、競争者らにとっては事の重大さを物語る。
タバンオール建設が手がけるプロジェクトの1つ、カザフスタンにある「アスタナ・アリーナ」というスタジアムの開所式に私は行った。
素晴らしいスタジアムだ…この経験をさらに。

(後略)

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:山本涼子 )
( 記事ID:28122 )