ディヤルバクル混乱、BDP議員が県庁舎に入れず
2012年11月03日付 Radikal 紙


ディヤルバクルで、刑務所で続く(囚人らによる)ハンガーストライキを支援するため、平和民主党(BDP)党員らが今日(3日)行おうとした集会に対し、県庁は許可を与えず、セラハッティン・デミルタシュBDP党首を含む議員らは県庁舎に向かった。議員らは庁舎内に入ろうとしたが、警察の許可が出ず、騒ぎが起こった。

ディヤルバクルのバトゥケント広場で、刑務所で継続中のハンガーストライキを支持するため、「自由な生活のための良心の集まり」としてBDPが企画した集会に、県庁からの許可が与えられなかった。集会が禁止されたにも関わらず、セラハッティン・デミルタシュBDP党首、ギュルタン・クシャナク副党首と国会議員ら、オスマン・バイデミル・ディヤルバクル広域市長らを含む同党員らが、BDP県支部に集まった。

■警察の応援部隊も

ディヤルバクルには、県外からも警察の応援部隊が集まった。無許可でも集会を実施するとされたバトゥケント広場と広場に続く全ての道路で装甲車が対策にあたり、一部の道路が封鎖された。同時に警察車両からはしばしばアナウンスが行われ、これから行うとされている集会は無許可であると知らせた。

■記者会見も許可されず

11時にBDP県支部を出発した議員らはバトゥケント交差点に行き記者会見を行おうとしたが、警察は許可しなかった。この時、議員らのいる地域に行こうとした一団が妨害され、騒ぎが起きた。石が飛び交い、警察はガス爆弾と高圧水を使用した。

■大通りの真ん中で座り込み

記者会見を許可されなかったBDPのスッル・シュレイヤ・オンデル議員、アイラ・アカト議員、ヌルセリ・アイドアン議員、アルタン・タン議員と、オスマン・バイデミル広域市長も、大通りの真ん中で座り込みを行なってこの状況に抗議した。
警察は座り込みを行った議員らに対し、「あなた方の行動は違法です。退去しなさい。さもなければ排除します」とアナウンスした。

■県庁舎に入ろうとした

BDP議員らは座り込みをやめ、バトゥケント広場から個々人の車に乗り、13時30分ごろディヤルバクル県庁前に向かった。セラハッティン・デミルタシュ党首、アフメト・チュルク議員、ギュルタン・クシャナク議員、スッル・シュレイヤ・オンデル議員、ヌルセリ・アイドアン議員、アルタン・タン議員、アイセル・トゥールク議員、オスマン・バイデミル広域市長らを含む一団は、県庁舎に入ろうとした。

■騒ぎが発生

しかし、警察は厳戒な安全対策をとっており、議員と市長らが集団で県庁に入ることを許可しなかった。騒ぎが起こり、中に入ろうと要求する一団から逮捕者が出た。オスマン・バイデミル・ディヤルバクル広域市長は、「皆見下げたファシストだ」と叫び、アルタン・タン議員も「ここは知事の父のための場所ではない、人々のための場所だ。我々も知事に会うためここに来たのに、会わせようとしない。門を開けなかった」と述べた。

ディヤルバクル県庁前で警察は非常に厳戒な安全対策を取り、装甲車を配置した。県庁に続く路上でも最大限の対策が取られた一方、BDP党員らも県庁前で待機し始めた。その場で記者会見を行った議員らは、その後党支部に向かった。

ディヤルバクルでのこの事件のため、警察のヘリコプターが常に飛行し、デモ実行者らに関係する場所にいるチームに情報を送った。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:28125 )