メルスィン・アククユ原子力発電所、2014年に建設開始
2012年11月04日付 Zaman 紙


政府はメルスィン県アククユに建設予定のトルコ初の原子力発電所に関する手続きを2013年プログラムに加えた。原発の建設は2014年 に開始される。建設を決められた期日に始めるための認可や環境アセスメントの許可、新たな法律といった全ての手続きは2013年12月末までに完了する予定だ。

これにはエネルギー天然資源省が担当機関となった。外務省と環境・都市計画省、エネルギー市場調整委員会(EPDK)、トルコ原子力エネル ギー機構(TAEK)、トルコ送電公社(TEİAŞ)、トルコ電気取引契約会社(TETAŞ)は協力機関とされた。2013年プログラムではこれらの機関が行う業務も明らかになった。これによると、原発のために関係機関に対して行われる申請や手続きが完了した時点で工程の健全な運営に向けた調整が行われる。アククユへの原発建設のため協力する省庁や機関と意見交換をしながら必要な法律の整備がなされる。スィノプに建設が予定されている2番目の原発に関する交渉が目標とされる期間内に健全な形で完了するために必要な調整が行われる。

2013年プログラムによると、来年末までに原子力活動の調整と検査に関する法律上の基礎となる草案が完成する。手続きはエネルギー天然資源省とトルコ原子力エネルギー機構(TAEK)が行う。プログラムでは来年末までに「原子力活動の調整と検査の作業を独立した機関に委託し、TAEKの業務と権限を再調整することを目的とする法律の草案」が首相府に提出されることが想定されている。原発を建設するアククユ原子力発電所電気公社のアレクサンドル・スペルフィン代表は先月9月に行った会見で、建設の認可は2014年末までにとることを予定していると発表していた。アククユで建設予定の原発はそれぞれ1200メガワットの設備容量となり、4つの原子炉から構成される。トルコは投資額200億ドルとなるこの原発で発電される電気に15年の購入保障をした。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:28134 )