ヴァヒーディー司令官「我々は《アイユーブ》よりもはるかに発達した無人航空機を保有している」
2012年10月29日付 Jam-e Jam 紙

 ヴァヒーディー国防軍需相は「最近レバノンの抵抗勢力によってエルサレム占領体制の上空に飛ばされ、敵の目をくらませた無人航空機の技術は、明らかにイランの最新技術ではない」と語った。

 同相は政府の広報サイトとの会見のなかで、「現在イラン・イスラーム共和国は、ヒズブッラーによって最近イスラエル上空に飛ばされたものよりも、もっと高度な技術をもった無人航空機を保有している」と明言した。

 同相はさらに、「無人航空機をイスラエル上空に飛行させるというヒズブッラーの示威行為によって、表向きは荘厳だが、その実藁のように脆いシオニスト体制の力は崩壊し、彼らは強い衝撃を受けた」と指摘した。

 同相はさらに「シオニスト体制は自身の防空システム、つまり《鉄ドーム》をさかんにアピールしていたが、しかしこの無人航空機によって、彼らの面目はまるつぶれとなった。というのも、彼らは心理作戦を遂行し、自らの軍事力が巨大なものであるかのように示すことで、様々な国を侵略していたからだ。しかし、こうした主張が内側から崩れ去った今、イスラエルの威力など心理的な面からは完全に崩壊するだろう」と語った。

 《アイユーブ》の名称で歴史に名を残すこととなったこの無人航空機は、ガザ地区との国境地帯全体に張り巡らされた《鉄のドーム》という名のミサイル防衛システムを、ひそかにくぐり抜け、イスラエルの最重要軍事施設や核施設の上空を飛行、偵察活動を行うことに成功した。

 また、パッシブ・ディフェンス週間の顕彰式に出席した国防相は、その傍らで記者らの質疑に応じ、イランは制裁に対抗するためにホルムズ海峡を封鎖するつもりかとの質問に、「〔制裁とホルムズ海峡封鎖という〕二つの事柄の間には関連性は無く、まったく別の問題である」と答えた。

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( 翻訳者:8409125 )
( 記事ID:28157 )