シリアに向かうアルメニア機、エルズルムで強制着陸
2012年11月08日付 Yeni Safak 紙


シリアへの人道支援物資を運んでいるとされるアルメニアの貨物機が、検査のためエルズルムに着陸させられた。

シリアへ支援物資を運んでいたアルメニアの航空機は、検査の結果、疑わしい状況が見受けられなかったため、シリアへ向けて離陸する許可を与えられた。

外務省は、トルコ領空を通過してシリアへ向かっていたアルメニア航空の貨物機が、エルズルムで強制着陸させられ、機内で検査が行われていると明らかにした。

外務省関係者は、航空機がアレッポ行きで、人道支援物資を運んでいたことを明らかにしつつ、「テクニカル・ランディングを行うという記載があったので、肯定的な判断を下し、許可を出しました。航空機も途中で着陸することを知ったうえで、出発していました。現在、検査を行っています」とコメントした。

■出来事

エリヴァンからアレッポへ人道支援物資を届ける目的で、アルメニアを離陸したアントノフAn-12型の貨物機は、エルズルム空港に着陸させられた。機内に支援物資の他に積載されているものの有無を確認するための検査が始められた。入手した情報によると、機内で検査が行われ、積載されている物資は、X線装置に通される。

入手した情報によると、アルメニア航空のアントノフAn-12型機はアルメニアを離陸し、シリアのアレッポへ支援物資を運ぶ名目でトルコから飛行許可を求めた。トルコ外務省からエルズルムに送られた文書での指示により、航空機に条件付きで許可が与えられた。トルコ上空を通過するためにはエルズルム空港に着陸する必要があり、技術検査の後、武器や軍需品が存在しない状態で、離陸する許可が与えられ、エルズルムからアレッポへ向けてトルコ上空を飛行する許可が与えられると明らかになった。これに沿って、空港管理局は必要な措置を取った。危機管理室が設置され、税関職員や軍からの武器や軍需品の専門家、警察からの捜査チームや医療チームが、航空機が着陸している間、任務に就いた。

10月15日にもアルメニアの同型貨物機が、エルズルム空港に着陸させられた。行われた検査の後、トルコ上空通過の許可が与えられた。

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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:28184 )