エジプト:2013年末までに22の病院で、新しい死亡者からの臓器移植法を適用
2012年11月11日付 Al-Ahram 紙


■2013年末までに22の病院で、新しい死亡者からの臓器移植法を適用

2012年11月11日『アル=アハラーム』

【ホサーム・ザーイド】

来年、22の病院で死亡者からの臓器移植法の適用が始まることが決定された。政治問題担当厚生大臣補佐官で、内閣臓器移植委員会委員長のアブドゥルハミード・アバーザ氏は、移植技術事務局は死亡した新生児からの臓器移植の決定しなかったが、2013年末までには新生児からの臓器移植がなされるように努力する、ということを発表した。またアバーザ氏は、委員会は、病院の規模がどうであれ、どのような病院にでも許可するのではなく、法に合致した形で高等委員会の決めた必要条件と基準を満たしたときのみに許可され、それが臓器移植手術の手続きの許可を行う場合の基準であると説明した。

このことは、臓器移植に関する議論のため、昨日開催された記者会見上で明らかにされた。厚生・人口大臣のムハンマド・ムスタファー・ハーミド氏は、委員会がたどり着いた状態を確定するべく、臓器移植法の施行手続きを続けていた。

臓器移植の高等委員会は、大勢の世界中の臓器移植分野の専門家を、病院を訪問し、新生児の臓器移植を望んでいる待機リストの準備方法に関して医師を訓練するためにエジプトに招聘した。そしてすでにサンパウロにあるシリア・レバノン病院の肝臓移植科のパウロ・チャチャーブ医師はエジプトで最大の臓移 植センターを有している、サーヘル教育病院とアイン・シャムス病院を確認するために訪れた。

患者が亡くなった場合の集中治療室の措置、続いて臓器を移動させること、部局から部局へと臓器を移動する手順、共和国レベルで透明性を確実にするために どのように臓器移植の希望を受け取るためのネットワークをつくるのかを確定する目的で、エジプトでの臓器移植の規制プロセス訓練の実行をイタリアと共同で行うことを以前から合意していた。

さらに技術事務局のメンバーであり、移植特別健康施設監督・許可の責任者であるムハンマド・ヒラール氏は以下のように述べた。「50の病院のうち22の病院が過去1年半の間に臓器移植の許可を申し出ていた」。

そして法の執行より現在までに行われた臓器移植手術の合計数は約2424件に達すると指摘した。そのうち624件は肝臓の移植手術で、1800件は腎臓の移植手術である。

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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:28200 )