カナダ人裁判官、同国にあるイラン資産差し押さえを命令:ハマース支援を理由に
2012年11月04日付 Mardomsalari 紙

 イランに対するカナダの敵対的政策が続く中、カナダにある裁判所は妄想に満ちた主張に沿う形で、2002年に起きた事件犠牲者の遺族への賠償金支払いのためとして、イラン大使館を含む、カナダにあるイラン資産の差し押さえを命じた。

 ISNA(イラン学生通信)によると、マーラ・ベネットさん(当時24歳)は2002年にエルサレムにあるヘブライ大学で起きた爆破事件で殺害され、アメリカの裁判所は同事件へのハマースの関与を指摘した。

 また、ハマースはイランから支援を受けているとの主張のもと、〔アメリカの裁判所は〕イランと同国の情報安全保障省に対し、ベネットさんの両親と姉妹に12,904,548ドルの賠償金を支払うよう求めた。

 ナショナルポスト紙によると、〔カナダ人裁判官の〕アレン判事は「この訴訟の原告は、アメリカにあるイラン資産〔を接収して賠償金に充てる〕判決については手に入れることができなかった」と〔判決に〕記している。こうしたことから、ベネットさんの家族はイランの資産を凍結して賠償金を手に入れるため、カナダに向かうことになったというのである。

 同紙によると、オンタリオ州の〔アレン〕判事は、オタワにあるイラン大使館や、トロントにあるイラン文化センターとして使われていた施設など、イランの資産の凍結を命じた。これらの資産は、犠牲者家族への賠償金として接収することができるかどうかについて決定が下されるまで、凍結される予定であるという。

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( 翻訳者:8409036 )
( 記事ID:28234 )