ムルスィー大統領:エジプトは可能な限りイスラエルの攻撃を止める
2012年11月16日付 Al-Ahram 紙


■ムルスィー大統領:エジプトは可能な限りイスラエルの攻撃を止める

2012年11月16日『アル=アハラーム』

【カイロ:ムハンマド・フアード、バースィル・ユスリー、ニューヨーク】

ムハンマド・ムルスィー大統領とバラク・オバマ大統領は、できる限り早くガザとイスラエルの国境の状況を沈静化するために活動することの重要性について合意した。昨日早朝にホワイトハウスが出した声明により、両大統領が電話会談で今後緊密な連絡を取り合うことで合意したことが明らかになった。

ムルスィー大統領はイスラエルの攻撃を非難し、イスラエルの砲火で亡くなった犠牲者たちの家族に哀悼の意を表した。そして、大統領府で昨日議長をつとめた会議の冒頭で、国民、指導部、そして政府は、自らの持つすべての能力を以てイスラエルの攻撃と流血の事態を止めるために立ち上がる、と述べた。また、中東地域の安全保障と安定に悪影響を与えるイスラエルの攻撃を我々は受け入れないということをイスラエルは理解しなければならないと述べた。さらに、エジプトはこの威嚇と攻撃の継続を決して受け入れないと強調した。

ムルスィー大統領は直ちに攻撃を停止することの必要性を訴え、我々はいかなる状況であってもガザ地区への継続的な脅迫および攻撃が続くことを容認しないと述べた。

同様に、ムハンマド・アムル外相は、アメリカに対してイスラエルの攻撃を停止させるために即時介入を要求した。この要求はイスラエルの軍事作戦の激化という結果を警戒して行われたものであり、ムハンマド・アムル外相が一昨日の夜遅くにヒラリー・クリントン国務長官と行った電話会談の間にその要求が伝えられた。

外務省公式報道官であり全権大臣のアムル・ラシュディー氏は、外務省が駐カイロ・イスラエル大使に対し、ガザ地区に対するイスラエルの不当な攻撃に対する厳しい口調の抗議文を伝えたと発表した。ラシュディー氏は、エジプトはガザ地区への攻撃の即時停止をこの書簡で要求したと述べた。

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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:28261 )