オバマ大統領、エジプト・トルコ両首脳の対応を批判
2012年11月19日付 Milliyet 紙


バラク・オバマ米大統領はガザでおこなわれている攻撃に関する会見で、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相とエジプトのムハンマド・ムルスィー大統領に対し、とげのある表現を用いた。

オバマ大統領は、ガザで起きている最近の衝突の原因は、米国がテロリストの組織としてみているハマスのロケット弾攻撃にある、とのべた。二期目の最初の重要な外交的試練を迎えているオバマ大統領は、イスラエルの空爆を非難するエルドアン首相とエジプトのムルスィー大統領に対し、批判的表現を用いた。オバマ米大統領は、三日間のアジア歴訪の最初の訪問国タイでおこなった会見で以下のように語った。

「まず、この事件の引き金を引いたものが、その数がさらに増加し、単にイスラエル領に落ちるだけでなく、人々が暮らすほかの場所にも落ちている(ハマスの)ミサイルにあることを理解しましょう。世界には、国境外から発射されたミサイルが国民の頭上に降り注ぐことを容認する国はありません。」
オバマ大統領は、米国は「イスラエルの自衛の権利を全面的に支持する」とも述べた。

しかし、その一方で、ガザでの軍事行動を拡大させることには賛成しないと付け加えた。オバマ大統領は、タイでおこなわれた記者会見で、エルドアン首相とエジプトのムルスィー大統領に対して批判し、以下のように語った。

「私がエジプトのムルスィー大統領とエルドアン首相に話したことは以下の通りである。パレスチナの大儀の擁護派(トルコ、エジプト)が理解しなければいけないのは、ガザでの緊張がさらに高まることは、2国間での解決を可能にする和平への道を、さらに先延ばしすることにつながる、ということだ。」

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:28291 )