シリア人学生約4,000人の受け入れが可能な教育施設がアッ=ザアタリーに開設
2012年11月26日付 al-Hayat 紙


■シリア人学生約4,000人の受け入れが可能な教育施設がアッ=ザアタリーに開設

2012年11月26日『アル=ハヤート』

【アンマン:AFP】

ヨルダンの公式発表によると、シリアとの国境に程近いヨルダン北部のアル=マフラク市に位置するシリア避難民キャンプ、アッ=ザアタリーに昨日(25日)4,000人ほどのシリア人学生を受け入れが可能な教育複合施設が開設した。

バーレーン王国がシリア避難民救済として200万ドルに達する費用を提供したこの教育施設の開所式は、バーレーン王立慈善団体の理事長、ナースィル・ビン・ハムド・アール・ハリーファ氏によって執り行われた。

この施設では現在、ヨルダンの教育文化省と国際連合児童基金(ユニセフ)そしてヨルダンとシリアの教育指導部の監視の下、3,400人の男女の学生が勉強している。

またヨルダンの通信社の報道によると、ナースィル氏は「この施設は、シリア人の苦しみ、特にこういった建物を必要としている学生の苦しみを和らげるための慈善事業の最初のものだと考えている」と述べ「シリア避難民に益する共同事業の実施におけるヨルダンとバハレーンの相互協力の重要性」を指摘した。

ヨルダン王室発表の声明によると、オープニングセレモニーには、ヨルダンの高官らとユニセフ・ヨルダン事務所のハイド・ドミニク代表が出席し、ヨルダンの国王アル=マリク・アブドゥッラー2世はナースィル氏との接見において「シリア避難民の受け入れにおいてバハレーン王国がヨルダンを支援し、避難民への人道的支援の提供を可能にしたことへの感謝の意」を表した。

またサウジアラビア王国からヨルダンにいるシリア避難民のための寄付である生活必需品や食糧、シェルターなどを積んだ62台のトラックがアル=マフラク市(アンマンの北部70km)に到着した。ヨルダンの通信社によれば、サウジアラビアの国民キャンペーンによる救済支援は今回のコンボイで6度目となるそうで「この2カ月間に、様々な寄付を積んだトラックが合計で約200台、陸上から5つの橋を通って到着した」とのことだ。

(後略)

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( 翻訳者:角田幸穂 )
( 記事ID:28350 )