イエメン:石油輸出実績
2012年11月28日付 al-Hayat 紙

■イエメン:9カ月間で石油収入は27億ドル

2012年11月28日『アル=ハヤート』

【サナア:イブラーヒーム・マフムード】

イエメン中央銀行は、9月の原油輸出収入が3億500万ドル、出荷量は274万バレルで、前月(8月)と比べて1,800万ドルの減収だったと発表した。

金融・銀行の情勢報告書によれば、イエメン政府の2012年1月~9月の原油輸出高は27億ドルにおよび、前年同月期に比べ1億ドル増加した。しかし、輸出量は比較対象となった両期間共に約2,380万バレルであった。

報告書は、原油パイプラインの故障の影響により、石油製品の国内消費は2011年1月~9月の合計1220万バレルから、2012年1月~9月の合計が440万バレルにまで落ち込んだと強調した。

石油制度

イエメンのアフマド・アブドゥッラー・ダーリス石油・鉱物大臣は、石油・鉱物省は国際的な進展に沿った石油・鉱物システムの構築に努めている、と述べた。そのために、石油・ガス分野戦略を作成し、石油・鉱物関連の立法を完成させると述べた。同大臣は昨日(27日)の発言で、様々な活動での投資促進を最優先事項とし、特に石油・ガス探査や採掘、埋蔵量を増強し生産量を増加させる活動、国内のガス埋蔵量についての研究、確実にある埋蔵物を把握し優先事項を設定することを優先すると述べた。

さらに、同大臣は、石油関連会社に発見・開発されたガスについて政府と共同する権利を与えること、運営委員会ではなく共同運営会社を設立することを明らかにした。また同大臣は(ガス分野での労働力の)イエメン化、環境問題、いくつかの条件を修正し、ガス分野での国内の投資環境改善、石油の採掘権の付与の円滑化や明確化、調印した諸協定の承認作業を迅速化する方策、に関心を持っていると述べた。

また同大臣は、破壊活動やテロ活動が経済や石油取引、投資環境に与える影響は最早誰に対しても隠し立てできないと述べる一方で、本件は石油・鉱物省の枠組みの中で対処するよりも大きな問題であり、国、社会全体の努力を一体化する必要があると強調した。

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( 翻訳者:今中航 )
( 記事ID:28387 )