司法権長官「西洋諸国はイスラーム抵抗運動から手痛いしっぺ返しを受けた」
2012年11月29日付 Mardomsalari 紙
司法権長官は、民兵組織バスィージは「国防」と「精神性」との人民的結合であると述べた上で、「バスィージは単なる軍事組織ではない。それはむしろ、あらゆる面で〔精神的〕価値にもとづいた国防のための人民組織なのである」と述べた。
イラン学生通信の報道によると、司法権長官のアーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニーは司法最高責任者会議の席上で、〔‥‥〕さらにシリア情勢について言及した上で、次のように述べた。「残念ながら、西洋諸国、および一部のアラブ諸国の無知な指導者たちの不適切な介入によって、シリア情勢は混乱を極めている。もちろん、あらゆる圧迫、特にバッシャール・アサド〔体制〕の崩壊を急ぐアメリカに対するシリアの全面的かつ国民的な抵抗によって、同国の敵は困惑の度を強めている」。
司法権長官は、外国の陰謀に対するシリアの抵抗は抵抗戦線にとって大いなる勝利をもたらすだろうとし、同国のテロリストたちに武器を送るという西洋諸国および一部のアラブ諸国の決定は極めて驚くべきことだと指摘した上で、次のように述べた。「民主主義を主張する者たちが、しっかりとした統治体制をもつ国に対して、武器を送る決定を下したのは、実に驚くべきことだ。それも自由な選挙の結果、権力の座から退くという代償が伴う〔可能性がある〕にもかかわらず、そこの指導者たちが選挙を実施する用意を示しているのに、である」。
アーモリー=ラーリージャーニー師は「アメリカや西洋諸国は、シリアが抵抗運動で中心的な位置を占めていることをよく知っているのだ」と指摘した上で、「アメリカや西洋諸国にとって問題となっているのは、バッシャール・アサド体制だけではない。むしろ彼らは、〔対イスラエル〕抵抗戦線に対して困難を感じているのである。イスラーム抵抗運動から手痛いしっぺ返しを受けた西洋諸国は、この抵抗運動の挫折を企てているのである」と続けた。
司法権長官はまた、アメリカの同盟国となっているアラブ諸国に向けて、「〔われわれと同様〕アラブ諸国も、アメリカと西洋諸国はどれも、約束を守ることは決してないということを知るべきだ」と語りかけ、さらに「西洋諸国が人民主権的なやり方に従い、けんか腰の態度、戦争を煽るような態度はやめて、シリア人民が自らの将来を自ら決めるのに任せることを、われわれは期待している。世界のあちら側〔=西洋〕によって、そして一部のアラブ諸国の支援によって、この国の人民の血が流れるようなことがあってはならない」と語った。
〔‥‥〕
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28390 )