環境都市開発相、TOKI不正疑惑で「間違いはあったが、犯罪ではない」
2012年11月29日付 Zaman 紙


エルドアン・バイラクタル環境・都市開発相は、集合住宅局(以下、TOKİ)不正疑惑について説明を行った。同相は、TOKİの事件に関 与した企業が「悪魔でも思いつかないシステムで」1億5百万リラを手にしたことに触れ、同企業の保有資産全てを取り抑えることで損害を3千8百万リラまで 減らしたとし、残り分も徴収すると述べた。

バイラクタル環境・都市開発相は、全ての関係機関に説明責任があるとし、「確かに過ちがあったものの、不法・不正の点からは犯罪に当たらない。我々に対する取り調べもなかった」と述べた。

同相は、アンカラ産業連合会の会合時の談話で、TOKİで起こった不正に関し明確な説明を行った。不正に絡んだ企業が「悪魔でさえ思いもよらないシステム で」1億5百万リラを手にしたとし、同企業の資産を取り押さえることで損害の一部を補てんしたとした。企業の全資産を取り押さえ、保証の実行を取りやめたことを明かし、「損害額を38百万リラまで減らした。利子を含めると55百万ドルになり、この額を徴収している。過ちがあったものの、不法・不正の点からは犯罪に当たらない」とした。

■「我々は調査を受けていない」

同相は説明の中で、アフメト・ネジュデット・セゼル元大統領の同職在任中時のみ、国の監査機関による調査を受けたと述べ、「調査機関がやって来て調査を 受けた。彼らは、我々の誤りを見つけられなかったが、我々は彼らのミスに気づいた。そして問題を法廷に持ち込んだが、状況が誤って伝えられている。我々は、不正を知ることができず、不正防止が出来ないという困難を味わった。我々は、 旧通貨単位で4京5千兆リラ、新通貨単位で350億リラの投資を行った。約7千件の大規模入札、約3万5千の小規模入札を行った。その中で、我々は調査を 受けたことは全くないし、不正に関する訴訟・裁判も受けていない。我々がこう述べると、ヒュリエット紙は大々的に報じ、(カドゥキョイの)フィキルテペで同様の悲劇は阻止さ れた。良くやった、素晴らしいことだと思う。そこの人たちは、“あー、こいつらか、あの”と言っている」と話した。

■「説明責任を果たさねば進歩はない」

透明性を確保し、説明責任を果たし、すべてオープンにしていかない限り、トルコの発展は不可能だ、と同相は強調し、次の様に続けた:

「国は透明性をもち、説明責任を負うことだ。民間も同様に説明責任を負うことだ。これにより、トルコは進歩、発展を遂げるのだ。閉鎖的な社会ではこれらを保障できない。」

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:28394 )