国連、パレスチナを「国家」に引き上げ、エルドアン首相まっさきに祝福
2012年11月29日付 Zaman 紙


パレスチナは国連で「オブザーバー国家」という位置づけがなされることとなった。

国連総会で行われた投票で、パレスチナの要求に対し138カ国が賛成、9カ国が反対、41カ国が棄権した。

こうして国連で正式加盟国ではないもののオブザーバー国家となったパレスチナは、国連での投票権を獲得するための第一歩を踏み出した。
パレスチナはこの決議により、イスラエルの占領、不法入植そして攻撃を国際刑事裁判所に起訴することができるようになる。

去年、パレスチナの国連正式加盟要求は安全保障理事会により挫かれたが、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)へのパレスチナの加盟は承認された。アメリカはこのため国際連合教育科学文化機構(UNESCO)への援助を減らした。

さらに引き続きアメリカは、他の組織に対する援助も減す可能性があり、イスラエルはというと入植活動をさらに加速する可能性があるといわれている。

■最初にアッバス大統領に祝辞を述べたのはエルドアン首相

 レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、パレスチナが国連で正式加盟国ではないもののオブザーバー国家となったことを受け、パレスチナ自治政府大統領のマフムド・アッバス氏に電話をかけ祝辞を述べた。エルドアン首相は「全パレスチナ国民にお祝いを述べます。おめでとうございます」と言った。

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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:28396 )