エルドアン首相、パレスチナ・アッバース議長を祝福
2012年12月01日付 Milliyet 紙


パレスチナが国連で「オブザーバー国家」という地位を獲得したことを受けて、パレスチナ自治政府のアッバース議長を最初に祝福した指導者は、エルドアン首相だった。
エルドアン首相の「トルコセンター(Türkevi)はあなたたちの家でもある」という言葉は、アッバース議長を感激させた。


パレスチナが国連で「非加盟国オブザーバー国家」という地位を獲得したことに対し、アメリカにいるパレスチナ自治政府アッバース議長に電話を掛け祝福した最初の指導者はエルドアン首相だった。トルコ時間では深夜であったにもかかわらず、投票直後にアッバース議長に電話をかけたエルドアン首相は、「トルコはこれからのプロセスにおいてもパレスチナの正当な戦いでパレスチナの隣に居続ける」と述べた。

電話のなかで、この結果を祝うためニューヨークにあるトルコセンター(Türkevi)でレセプショが開かれるという情報がエルドアン首相に伝えられた。エルドアン首相はこれに対しアッバース議長に、「そこ(トルコセンター)もあなたたちのの家です」と述べた。アッバース議長はこの言葉を受けて涙をこらえることができなかったという。

■「トルコはあなたたちの隣にいる」

パレスチナが138か国の賛成票により国連で非加盟国オブザーバー国家という地位を獲得したことを、エルドアン首相はアンカラで刻一刻と見守った。
国連総会に出席していたアフメト・ダヴトオール外相は決定後、アッバース議長を最初に祝福した人物となった。ダヴトオール外相とアッバース議長が面会している頃、投票をアンカラから見守っていたエルドアン首相は深夜にもかかわらずすぐに電話に飛び付いた。
電話でアッバース議長を最初に祝福した指導者となったエルドアン首相は「あなたを始めとする全てのパレスチナ人の皆さんを祝福します。おめでとうございます」と話した。エルドアン首相は、トルコがこれからもパレスチナの正当な訴えにおいてパレスチナ人の隣に居続けると強く語った。
アッバース議長も自分達に寄せられた支持に対し、トルコに、そしてトルコ人に感謝していると述べた。

■最初はトルコ訪問


電話面会ではエルドアン首相に、この歴史的結果を受け、ニューヨークにあるトルコセンター(Türkevi)でのレセプションが開かれるという情報も伝えられた。エルドアン首相はこれに対しアッバース議長に「そこ(トルコセンター)もあなたたちの家です」と語った。アッバース議長はこの言葉を受けて涙をこらえることができなかったという。

電話面会のあとニューヨークのトルコセンターで行われたレセプションでダヴトオール外相はアッバース議長と歓談し、「これはパレスチナ人の勝利です。この勝利は、パレスチナの神聖な土地のために命を捧げた人々たちのものです。命を捧げた人たちに、そのご家族に、全パレスチナ人に祝福を送ります。パレスチナの旗が全国連機関で完全なメンバーとしてはためくのが見られることを望んでいます」と語った。アッバース議長は感謝の意を述べつつ、最初の国外訪問先のひとつに、トルコを考えていると話した。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:門野淑香 )
( 記事ID:28416 )