主婦を狙った偽医者捕まる
2012年12月02日付 Milliyet 紙

ファーティフ区で、様々な方法を用いて主婦たちに近づき、自分は医者だと名乗って診察を口実に嫌がらせや脅迫を行ったとされる人物が逮捕された。診察中に主婦たちの裸の写真を携帯電話で撮影し、脅迫を行ったとされるこの偽医者は、連行された裁判所で逮捕された。

事件は、警察に申し出た一人の主婦の訴えを受けて明らかになった。被害者は、家に来た男が自分は医者だと名乗り、無料で診察するという口実でまず手で女性の体に触り、その後携帯電話で盗撮し、脅迫されていたと述べた。この訴えを受け、スルタンガズィ区警察署治安課の捜査員らは入手した犯人の人物像をもとに調査を開始した。

■容疑者に1ヵ月半でたどり着いた。

警察は約1ヵ月半の捜査で容疑者にたどり着いた。犯罪歴の照合を行った結果、犯人は身元が確認された容疑者の中で、同様の前科が多く記録されていたオメルであることが明らかになった。既婚者で4人の子供の父親であるオメル・Ç(43歳)の拘束に動いた捜査員たちは、ファーティフのある家への作戦を実行した。朝方、家で身柄を拘束され、警察署に移送された容疑者は、取り調べを受けた。

■主婦の裸の映像は携帯電話から発見された。

逮捕時に携帯電話を押収した捜査員は、行った分析によってたくさんの女性を盗撮した画像を発見した。容疑者は取り調べで自分に対する訴えに反論し、容疑を否認した。容疑者は以前から、嫌がらせ、詐欺、窃盗、ネット犯罪などの前科があることが明らかになった。オメル・Çは、前科のため6年の懲役になっていた。

■容疑者の標的には、未亡人も含まれていた。

容疑者は、特に未亡人と夫が日中仕事をしている主婦を標的としていた。容疑者は、一人で生活している女性のドアのところに「社会的な援助を受けたいならお電話を」というメモとともに携帯電話の番号を残し、接触した後、約束をとりつけて女性の家に行ったと述べた。家では自分を医者と名乗り、援助を受けるための条件として診察を受けることを提示し、容疑者は、だんだんと犯罪を実行していったことが判明した。

■信頼を得た後盗撮した。

信頼を与える言葉で診察をして、女性の盗撮をした容疑者は、この方法で多くの女性を陥れたという。

■被害にあった女性は、ためらい訴え出なかった。

夫と周囲に配慮した多くの女性が訴えることをためらったと述べられた。一方、事件に関する取り調べは進んでいると伝えれられた。容疑者がここ1年で3人の女性を 同様の手口で被害に合わせたと明らかにされた。取り調べ後、警察署から移送されてきたオメル・Çは、偽医者という容疑に対して「そんな事実はない」と答えている。
警察の取り調べを終えたオメル・Çは、昨日司法当局者によって逮捕され、メトリス刑務所に移送された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:28422 )