国会議長、シリア・レバノンを訪問
2012年11月26日付 Mardomsalari 紙

 ラーリージャーニー国会議長は議員団の団長として、金曜日から土曜日の深夜まで、シリア、レバノン、およびトルコを定期訪問し、これらの国々の当局者らと会談、地域の最重要問題やガザ問題について外交協議を行った。

 イラン学生通信の報道によると、今回の定期訪問の主要な目的はイラン・イスラーム共和国の周辺地域諸国との関係の発展と強化にあるとしていたアリー・ラーリージャーニー国会議長は、最初の訪問地であるシリアに入り、シリア部族会議議長のムハンマド・ジハード・リハーム氏の歓迎を受けた。ラーリージャーニー議長は在ダマスカス・イラン大使館内でパレスチナ各派と会談を行い、さらにシリア国会議長と議会間協議を行った後、バッシャール・アサド・シリア大統領と会談した。

 国会議長はシリア当局者との話し合いの目的について、同国が直面する危機解決のための政治的打開策を見出すためのものだったとし、さらに「改革を口実にシリアで行われている一部の冒険主義的な行動は、間違いなく、イランの受け入れるところのものではない。イランは常に、民主主義的かつ現実的な改革がシリアで行われることに賛同しており、また常に、同国における冒険主義には反対を表明してきた」と語った。

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 ラーリージャーニー氏はレバノン訪問では、まず同国の国会議員らの歓迎を受けた。同氏はベイルート入りした際、「ガザ事件は重要な事件だった。抵抗運動の勝利は、パレスチナ・イスラーム抵抗運動が同地域における一つの戦略的勢力となったこと、そしてシオニストたちの心の中で恐怖の波が生じていることを示すものだからだ」と述べた。

〔‥‥〕ラーリージャーニー国会議長はヒズブッラーのセイエド・ハサン・ナスルッラー書記長とも会談し、パレスチナ国民、そして同抵抗運動がシオニストの敵たちに重要かつ印象深い勝利を上げたことを祝った上で、この勝利はパレスチナ国民の名状しがたき精神と、パレスチナ抵抗運動を展開する各グループの勇敢な戦いによるものだと指摘し、次のように強調した。「〔2006年夏にレバノンとイスラエルの間で発生した〕33日戦争におけるレバノン・イスラーム抵抗運動の勝利と、〔2008年12月から2009年1月にかけて起きた〕ガザ22日戦争におけるパレスチナ抵抗運動の勝利の延長線上でつかみ取られた今回の勝利は、地域における抵抗運動の力強さを確実なものとし、ワラのように脆いシオニスト体制の無力さを詳らかにした」。

 セイエド・ハサン・ナスルッラー師はイラン最高指導者、政府、そして国民がパレスチナならびにレバノンの抵抗運動を全面的に支援してくれていることに感謝の意を表した上で、イラン・イスラーム共和国は間違いなく、レバノンやパレスチナにおける近年の抵抗運動の勝利に貢献した主要なパートナーであると強調した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28486 )