ガーズィアンテプで歴史的景観再建へ
2012年12月09日付 Yeni Safak 紙


ガーズィアンテプ広域市は、ほとんどがオスマン帝国時代のものである旧市役所やエスキ・サライ通りの主軸にある歴史的建造物を復元するための取り組みを始めた。

市は再開発プロジェクトにより、通りにあるモスク、隊商宿、チェシュメ(水汲み場)、コーヒーハウスや多くのアンテプ式住居の本来の姿を再建する。

ガーズィアンテプ広域市のアスム・ギュゼルベイ市長は、市として歴史・文化・芸術分野における発展プロジェクトを急速に進めていると語った。市長は都市の保存地区内の主軸にはオスマン帝国時代の建築を反映する多くの登録された隊商宿やハマム、コーヒーハウス、ハマム、チェシュメ、アンテプ式住居があると明らかにした。

市長はこの地区の主軸には忘れられかけている無形の文化的遺産もあると語り、「我々の有形、無形の文化遺産の大部分があるこの区間の修復は我々にとって非常に重要だ。文化的な道や隊商宿街の大部分もここにある。旧市役所とエスキ・サライ通りの主軸の「再開発プロジェクト」は我が市の都市開発局に属するKUDEB(保存・活用・管理)課によって準備され入札が済んでおり、9月10日に開始された。このプロジェクトは2013年10月に完了予定だ。再開発により、我々の文化的遺産である隊商宿、アンテプ式住居、地区の主軸にある他の文化的不動産や通りはあるべき独自の姿に復元されることとなる。文化的な道と共にこの地域は撮影スポットになるだろう。観光業の可能性が増し、伝統が守られることで歴史的なあらゆる生活の痕跡が何世代にもわたって受け継がれていくことが可能となる。また、他のプロジェクト同様、このプロジェクトも官民共同事業の一つの見本となるだろう」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:28511 )