YOK新法に「大学評議会設置」追加―学長任命問題に解決策
2012年12月13日付 Hurriyet 紙


高等教育審議会(以下、YÖK)は、新法案で議論となっている大学学長選挙問題について「土壇場で」変更を行った。法案の仕上げに入ったYÖKは、学長選挙について欧州各国で適用されている「大学評議会」の創設を条項に加えた。

■大学評議会

大学評議会は、学内で行う選挙で学長候補者を決定し、YÖKに通達する。大学の全教員が参加する大規模な選挙は実施されず、各代表者からなる大学評議会のみで学長候補決定の投票が行われる。旧システムでは学長候補を決めるのは教員だけであったが、大学職員や学生の代表者も投票を行うことができるようになる。

■大学職員や学生も参加

YÖK幹部筋によると、全ての大学で教授、助教授、准教授、博士、研究員、教員、大学職員、学生が、各々の代表を選ぶために選挙を行う。

■一度の選定

教授陣、助教授陣、その他大学関係者は、それぞれ代表者を選定する。選定された代表者は大学評議会を開催し、そこで各々の立場の意見を反映させることになる。評議会設置は当該選挙のみに限定され、次回の学長選では、新たに評議会が結成される。

■議席数は変動

評議会は、評議会内の選挙で学長候補を決定する。候補者はYÖKへ通達され、YÖKでの審査を経てトルコ共和国大統領が学長を任命する。大学評議会の構成人数は、大学の規模により変動する。大学の教員数に応じ、評議会の議席数が決定される。例えば、大規模・主要大学では、議会の定数が80-90人となるのに対し、小規模・新設大学では、20-25人と変動する。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:28551 )