シリアのクルド支配地域で住民投票
2012年12月16日付 Yeni Safak 紙


シリアのクルド勢力は、シリアで反体制派とアサド政権の間で続く内戦で日毎に政府側が敗れているものと見込んでおり、アサド体制の存続の有無(を問う)住民投票を実施する。

シリアで内戦後に起こった騒乱と権力の空白を利用して、シリア北部でクルド人が多く住んでいる都市を支配しているPKK(クルド労働者党:非合法)/PYD(民主統一党)は、いわゆる「クルディスタン」領内と宣言した都市で住民投票を行う意向である。

入手した情報によると、PKK/PYDは、明日予定している住民投票のために一日中宣伝を行い、人々に選挙を呼びかけた。予定されている住民投票は、シリアで起こった内戦後、バッシャール・アサド体制の支持を打ち出したPKK/PYDがシリアのクルド人からの大きな反発を受けて、この決定を見直すために行うものであると言われている。PKK/PYDの間で、コバーニー、アフリーン、ダルベシイェフ、トゥルベシピ、セレカニ、アムデ、デリキ、カミシュリで明日からクルド人の住民投票が始まる。住民投票では住民がアサド体制の存続か終了を決定することが望まれている。

モスクと学校で行われる住民投票では、15歳以上の子供達にも投票権がある。

(注)民主統一党(PYD)は、シリアにおけるPKKの関連組織といわれる。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:28584 )