エジプト:アレクサンドリアでの「街での戦争」で数十人が負傷
2012年12月22日付 al-Hayat 紙
■エジプト:アレクサンドリアでの「街での戦争」で数十人が負傷
2012年12月22日『アル=ハヤート』
【アレクサンドリア:本紙】
アレクサンドリアの街(エジプト北部)は昨日(21日)ムハンマド・ムルスィー大統領の支持派と反対派の「戦場」と化し、衝突はこの海岸都市の地区から地区へと拡大し、数十名が負傷した。
「ムスリム同胞団」は「サラフィー主義者」「イスラーム集団」の同盟者と共に「モスクとウラマーの保護」というスローガンのもと、アル=カーイド・イブラーヒーム・モスクの前でデモを呼びかけていた。この動きは、同モスクで先週発生した大統領支持派と反対派の間の衝突に対抗したもので、反対派は、金曜日の演説で憲法反対派を批判し、礼拝者に信任投票で賛成票を投じるよう呼びかけ、物議を醸し出していた説教師のアフマド・アル=マフラーウィーに抗議していた。
アレクサンドリアの革命組織は「ムスリム同胞団」「サラフィー主義者」「イスラーム集団」とともに、渦中のサラフィー主義弁護士ハーズィム・サラーフ・アブー・イスマーイールの支持者が参加したイスラーム主義者のデモに警鐘を鳴らしていた。
衝突は、数百人のイスラーム主義者がモスクの前に集まり、反対派と対峙することで始まった。反体制派のなかには警官隊が両者を引きはそうと配置されていた。両群衆は、互いにシュプレヒコールを連呼し合っていたが、やがて石や爆竹の押収に発展、これを受け警察が群衆を排除するために介入し、空砲や催涙ガスを一斉に発射した。これにより、群衆はモスク前から街路へと拡がり、両者が一進一退の攻防を繰り広げた。
(後略)
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( 翻訳者:林まり )
( 記事ID:28648 )