検事総長、国の資産を占有しているとされる者の名を司法に通報するよう大統領に要求
2012年12月26日付 Jam-e Jam 紙

 検事総長は昨日、マフムード・アフマディーネジャード大統領に書簡を送り、その中で、捜査を行うので、大統領が言うところの「国の資産の6割をブロックしながら、それを返済しようとしない」者300名の名前を、司法に通報するよう求めた。

 大統領はこれまで数回にわたって、国の資産の6割を〔銀行から借りるなどして〕自らの手元に置きながら、返済しようとしない者が300名、国内に存在すると表明してきた。

 アフマディーネジャード大統領は土曜日夜のテレビの特別インタビューの中で、この問題を再び取り上げた。これに対しアーヤトッラー・アーモリー=ラーリージャーニー司法権長官はその翌日、検事総長は2年間にわたって、融資を受けながら返済していない者の実名を明かすよう中央銀行に求め続けてきたと指摘した上で、「残念ながら、いまだ実名の通報がない」と述べた。同長官はさらに、「司法権はまず、これらの者たちの罪状を明らかにしなければならない。その上で彼らの捜索を行うことになろう」と語った。

 そして昨日、検事総長が大統領に書簡を送り、この問題について再び大統領に問い質したのである。

 モフセニー=エジェイー検事総長の大統領宛の書簡には、次のように述べられている。

1391年10月2日〔西暦2012年12月22日〕の貴殿のテレビ・インタビューの一部で、『国の資産の6割をブロックし、返済しようとしない者が国内に300名いる』旨が指摘されていました。これまで何度も、様々な会議で直接求めてきたことですが、司法権ならびに検察による法的捜査のために、これらの者たちの実名と、彼らが銀行への返済を滞らせている負債の額についての情報を、司法権に提供して頂きますようお願いします。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28698 )