12月28日に海上軍事演習「ヴェラーヤト91」を実施へ:国軍海上部隊司令官が発表
2012年12月26日付 Jam-e Jam 紙

 国軍海上部隊司令官は、「特殊軍事演習ヴェラーヤト91が、デイ月8日〔12月28日〕から6日間の予定で行われる」と述べた。

 ファールス通信の報道によると、ハビーボッラー・サイヤーリー海軍司令官は、同部隊による軍事演習の実施を直前に控えて開かれた記者会見で、国の発展にとって海洋が有している重要性に触れた上で、「この演習はホルモズ海峡の東から北緯18度の地点まで、面積100万平方キロメートルの海域で行われる。〔ホルモズ海峡に面したイラン側の港湾都市〕バンダルアッバースから北緯18度東までの距離は2千キロメートルである」と付け加えた。

 同司令官は今回の軍事演習の目的について、・海洋における〔イランの〕力、ならびに軍の国益防衛能力を示すこと、・海上部隊の領海防衛能力を示すこと、・近隣諸国に平和と友好のメッセージを送ること、などを挙げた上で、「軍事演習ヴェラーヤト91では、新たな兵器の試用や新戦術の活用、〔新たに入隊した〕隊員への経験の伝達なども行われる」と述べた。

 同司令官は、近隣諸国の領海内に侵入することは絶対にないと指摘した上で、「今回の演習の大部分は公海において行われる予定である。当然、その他の国の船舶もこの地域を行き来しているが、いかなる者に対しても、演習が行われている特別な海域への立ち入りを許すつもりはない」と語った。

 同司令官は、ここ数ヵ月間でイランの海面下での能力は格段に上昇したと指摘した上で、「海面下及び海上におけるわれわれの戦闘戦術は、かつて外国からの借り物だったが、今や完全に国産化されている。91年〔西暦2012/13年〕におけるわれわれの海面下での能力は、これまでの演習とはまったく比べものにならない〔ほど高い〕」と述べた。

 サイヤーリー司令官は、革命防衛隊と国軍の海上部隊はそれぞれ相互補完的だとした上で、「必要ならば、彼ら〔=革命防衛隊〕の情報・作戦能力を活用することもある」と話した。

 同司令官はまた、今回の軍事演習に他の国の参加はなく、イラン単独で行われると述べた上で、「一部の国がオブザーバとして演習に参加する可能性はある」と強調した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28699 )