中東工科大学生批判問題で、ガラタサライ大学学長釈明
2012年12月27日付 Radikal 紙

ガラタサライ大学で昨日始まった学長抗議活動は、今日も続いている。学生や大学教員は、学長棟で居座り、ミーマル・シナン学芸大学、イスタンブル工科大学、イスタンブル大学、ユルドゥズ工科大学の生徒も大学前に集まった。校舎へ入ろうとする一団を警備員が阻止しようとしたが、一団は警備員たちを突破し、大学の庭へ入った。

■「学長は辞職せよ」

大学の庭へ入った学生たちは、ガラタサライ大学の学生と一緒に、学長棟の前で学長を待ち伏せた。学生たちは、時々「学長は辞職せよ」「学長、下へ降りて来て私たちと話をしろ」といったスローガンを叫びながら、エトゥへム・トルガ学長に辞職を呼びかけた。機動隊のバスが大学前に出動するに至ったが、抗議活動は問題なく終了した。

■学長:「理解されたようだ、申し訳ない。」

この間、学長室におり、学生たちの抗議活動のために外に出られなかったと言われているトルガ学長は声明文を発表。中東工科大学を批判した共同声明が、エルドアン首相の批判と同日に行われたことについて、「全くの偶然」であると述べた。トルガ学長の声明は、「1980年以前に大学内で政治対立が深刻化し、それにより国と大学が陥った辛い状況を経験した1人として、最近我が国の由緒ある名門大学の一つである中東工科大学で起こった事件を、本当に悲しく思い、また懸念している」という言葉で始まり、マルマラ大学、イスタンブル工科大学、ユルドゥズ工科大学、ミーマル・シナン学芸大学の学長らとの共同声明は「激化する状況に懸念を示す」ためであると述べられている。トルガ学長は、声明を発表するにあたり、政府やその他どの機関の影響も受けていないと述べ、「誤って理解されたようだ、申し訳ない」と述べた。

トルガ学長は、この声明が首相の批判と同日のタイミングで行われたことについて、「この出来事が話題になっていることから起こった偶然」であると説明した。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:28715 )