マカーレム=シーラーズィー、物価高騰を強く批判
2012年12月27日付 Mardomsalari 紙

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは国内における物価高騰を強く批判し、当局者らに対し調査を要求した。

 イスラーム神学校ニュース・センターが伝えたところによると、アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは〔ゴムの〕大モスクで行われたイスラーム法学の上級コースの授業で、国内の結束の必要性を強調し、〔‥‥〕次のように述べた。

国民からは、われわれの叫びを国の責任者の元に届けてくれるよう、マルジャ〔宗教的権威〕たちに期待しているとの声が、手紙でわれわれのもとに寄せられている。政府が発表するインフレに関する数値は、彼らなりの計算では正しいのかもしれない。しかし国民の生活に関係しているのは、食料品であったり、衣料品であったり、住居であったり、家庭用品であったり、医薬品だったりする。もしこれらの製品〔の価格をもとにインフレ率を〕計算すれば、中には50%、100%、、さらには100%以上も値段が変わってしまったものもあるだろう。

 同師は、もし痛みを覆い隠してしまえば治療は困難になると指摘した上で、「今度、国民は〔来年に行われる大統領〕選挙にちゃんと参加することが期待されるし、参加するだろう。国民と当局者の賢明な判断により、過去の選挙での問題〔=2009年大統領選挙後の騒擾〕が繰り返されることはないだろう。しかし、〔経済問題の解決を通じて〕国民を満足させた状態に保つことが大切だ」と述べた。

 同師は、「国民の考えを国の当局者に伝えるのが私たち〔=宗教指導者〕の責務だ」と強調した上で、「〔国民は〕私たち〔=宗教指導者〕に対してほどの接触を、その他の人たち〔=国の責任者〕に対しては行ってはいない。あるお嬢さんなどは、ときどき母親と一緒に私たちのところに来て、〔生活上のことで〕不満を漏らすことがある。彼女は私のことを、母親よりも親密に感じていると言ってくれている。国民はマルジャたちを、こういう風に見ているのである」と力説し〔、国民の不満解消に対する宗教指導者の役目の重要性を説い〕た。

〔‥‥〕


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28727 )