「サルカムシュ死の行軍」98周年に、1万人参加
2013年01月07日付 Hurriyet 紙


エンヴェル・パシャの命令で編成されたサルカムシュ作戦により、多くの兵士が凍死により殉職した事件の98周年目にあたり、これを記念するため、イドリス・ナイム・シャーヒン内務大臣やスアト・クルチ青年スポーツ相をはじめ、トルコ各地から多数の人々がサルカムシュに集まった、あらゆる世代の10000人以上の人々は行軍を実施した。

1914年12月22日から1915年1月15日の間に、ロシア軍に対して準備された作戦での殉職者を悼む人々は、クズルチュブク村において集合した。花輪が置かれ、祈りの言葉とイスティクラル・マルシュの斉唱の後に、ニルフェル・カラブルト大尉は地図を使って作戦を説明した。

■「おじいさん、僕たちは参上しました」

昨日9時30分に始まった行進は、2日間降り続いた雪が厚く積もる中、「おじいさん、私は参上しました」というスローガンを掲げて行われた。行進に参加した人々は、マイナス13℃の中1メートル積もった雪の上で8キロにわたって整備されている「殉職者ファルク・スングル参謀大佐通り」を歩いた。ルートの最後で、殉職者のために祈りの言葉が読まれた。また、進行において気絶した30人には112(注:日本でいう119番)のサービスチームが奉仕した。ソアンル山系からの下り道では、吹雪のため、参加者はたいへん苦労した。多数の兵士と特別作戦チームが参加したこの行進は、行進の間中、しばしば、「神は偉大なり」の言葉が叫ばれた。参加者はお腹がすくと、行進が始まった地点で配られ、中にヘルバやチョコレート、フルーツジュースが入った「第三軍事食糧」と書かれた食料嚢から食べ、飢えをしのいだ。

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( 翻訳者:村澤 歩 )
( 記事ID:28803 )