エジプト軍はシナイ半島での武装勢力との交渉を否定
2013年01月07日付 al-Hayat 紙

■エジプト軍はシナイ半島での武装勢力との交渉を否定

2013年1月7日『アル=ハヤート』

【カイロ:本紙】

エジプト軍は昨日(6日)シナイ半島での武装勢力掃討作戦が継続していることを強調し、彼らと交渉をしているということを、強く否定した。一方、シナイ半島北部で警察官が標的となる事件が再発した。

軍の報道官であるアフマド・ムハンマド・アリー大佐は、シナイ半島での治安作戦は継続していると語り、前任の指揮官達が作戦は停止したと繰り返し述べていることを否定した。同報道官は声明の中で「シナイ半島での治安作戦が、武装勢力分子との交渉や対話のために中止しているというのは全く事実ではない」と伝えた。そして、「治安作戦の継続は、内務省の治安機関との協同のもと、計画された枠組みに基づいている。治安部隊が、シナイ半島の治安や安定を損なわせようとする犯罪分子と交渉するような枠組みは存在しない」と強調した。

同報道官は、警察官を標的にした暴力事件が続いたにもかかわらず、軍事作戦の業績を弁護し、以下のことを強調した。「軍事行動は数多くの成功と肯定的な結果を、過去の期間を通して達成している。軍事行動は、シナイのための包括的な発展プロセスを準備するためであり、軍隊の支えと忠実なシナイ半島の人々の支援とともにあり、シナイ半島の人々は純然たるエジプト国民の一部である」

一方、昨日正体不明の武装した集団によって警察官が銃撃され、負傷した。これは運転中の自家用車の窃盗を目的としたものであった。またシナイ半島北部では一昨日(5日)夕方、2つの別々の事件で4名が死亡した。1つはアッ=シャイフ・ズワイドの街で起きたもので、同地区での2つの家族間での対立が背景にあった。これにより、若者2名が犠牲となった。2つめはアブル・アミールの村のアル=アリーシュ・ラファハ国際通りで発生し、正体不明の人物達による発砲で2名が死亡した。

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( 翻訳者:篠原桃子 )
( 記事ID:28805 )